バルセロナ インシーズンテスト 2015年5月12-13日
バルセロナでプロトタイプタイヤとともに2015年型全P Zeroスリックタイヤが試された
フェラーリ、メルセデス、レッドブル、トロ・ロッソの4チームが、ピレリのタイヤテストに協力
メルセデスのニコ・ロズベルグ、ソフトタイヤを使用してテストでの最速タイムを記録
2015年5月13日、バルセロナ
バルセロナで行われた今年1回目のインシーズンテストで、ピレリの2015年型スリックコンパウンドの全レンジが使用されました。カタロニアサーキットでのテストは、2回のプレシーズンテストに続き、今年3回目になります。
メルセデスのニコ・ロズベルグが、テスト1日目の午前中に、P Zeroイエロー・ソフトを使用してテストでの最速タイムを記録しました。各チームが大半の走行をハードとミディアムで行った中、スーパーソフトでの走行も見られました。スーパーソフトは、来週行われるモナコ・グランプリで今シーズン初めて使用される予定です。ピレリは、来シーズンへ向けた開発のために、今回のテストにプロトタイプタイヤも持ち込みました。
2015年シーズンのレギュレーションではタイヤテストへの参加義務はありませんが、フェラーリ、メルセデス、レッドブル、トロ・ロッソの4チームが、ピレリとのタイヤテストに参加しました。これらのチームの協力によって、ピレリは、現行マシンを使用して、テストに適した環境で来シーズンへ向けた進化を試すことができました。
2日間のテスト期間中、先週末に行われたスペイングランプリ決勝時と同様の温暖なドライコンディションが続きました。したがって、テストで得られた大量のデータとともに、グランプリ時との適正な比較を行うことができました。各チームは、開発ドライバーやリザーブドライバーにも最新型ピレリコンパウンドでの価値ある走行機会を与えました。
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「我々のテストに協力してくれた4チームのおかげで、来シーズンへ向けた数多くのソリューションを試すことができました。ここバルセロナで非常に多くの走行を重ねて、今や各チームは自らのマシンとバルセロナのトラックについて熟知していますので、我々のデータ収集も大いにはかどりました。また、先週末の決勝時よりも路面が改善していますので、わずかながらラップタイムの向上も見られました。今シーズンは、明確なタイヤテストの日程は組まれてはいませんが、我々が今回収集したプロトタイプタイヤのデータは、2016年型タイヤを開発する上で非常に有益なものです」
テスト日ごとの最速タイム:
Day1/ロズベルグ(メルセデス)/1分24秒374/ソフト
Day2/パーマー(ロータス)/1分26秒080/スーパーソフト
本日のベストタイムと使用タイヤ:
ロータス/ジョリオン・パーマー/スーパーソフト/1分26秒080
メルセデス/パスカル・ウェーレイン/ミディアム/1分26秒497
レッドブル/ピエール・ガスリー/ミディアム/1分26秒683
マクラーレン/ジェンソン・バトン/スーパーソフト/1分26秒927
ウィリアムズ/アレックス・リン/ソフト/1分26秒967
フォース・インディア/エステバン・オコン/ソフト/1分27秒520
フェラーリ/エステバン・グティエレス/ミディアム/1分27秒930
トロ・ロッソ/カルロス・サインツ/ミディアム/1分27秒997
ザウバー/ラファエル・マルシエロ/ミディアム/1分28秒829
テストの数値:
バルセロナテストに持ち込まれたタイヤセット総数:274(前回のテストからの持越し分を含む)
(スーパーソフト:12、ソフト:51、ミディアム:114、ハード:24、インターミディエイト:26、フルウェット:18、プロトタイプ:29)
バルセロナテストで使用されたタイヤセット総数:151
(スーパーソフト:4、ソフト:25、ミディアム:104、ハード:12、インターミディエイト:0、フルウェット:0、プロトタイプ:6)
タイヤ別のロングラン:
ミディアム/トロ・ロッソ/サインツ/23周/Day2
ハード/ウィリアムズ/マッサ/12周/Day1
ソフト/フォース・インディア/イエロリー/12周/Day1
スーパーソフト/ロータス/パーマー/5周/Day2
スーパーソフト/マクラーレン/バトン/5周/Day2
(ピレリ ジャパン株式会社 プレスリリース)