最新記事
- 2025年用ピレリF1タイヤのテストにメルセデス...
- F1、巨大複合企業グループ『LVMH』と10年のグ...
- シーズン後の新『F1ルーキーレース』、2024年...
- F1パワートレイン事情:ハミルトンがアゼルバ...
- 「いじめに遭い、本当につらい時期があった」...
- 苦戦するチームに「特効薬はない」アルピーヌ...
- 松田次生のF1目線:ドライバーに求められるセ...
- ルノーのF1エンジン供給終了の決断に、ビリー...
- アンドレッティ・グローバルが再編、マイケル...
- リカルド車を引き継ぐローソン、PUコンポーネ...
- ルノーがF1エンジンプログラム終了を正式に発...
- F1 Topic:シーズン後のルーキーレース開催を...
【短期連載】マクラーレン・ホンダの栄光-MP4/5
2014年12月16日
ドライバーラインナップも発表され、いよいよマクラーレン・ホンダ復活へカウントダウン。F1史に燦然と輝くマクラーレン・ホンダの名車を、写真とともに振り返る短期連載。
前年圧勝したマクラーレン・ホンダ。彼らが1989年シーズン用マシンとして登場させたのが、MP4/5だ。88年限りでターボエンジンは禁止。この89年から、全車自然吸気(NA)エンジンを搭載して、グランプリに臨んでいた。
フォードはV8、フェラーリはV12を選ぶなど、非常にバリエーションに富んだエンジンが登場したこの年。ホンダが選択したのは、V12のパワーを持ちながらV8のコンパクトさを兼ね備えた、V10エンジン。V10には特有の振動問題があったが、ホンダはこれも解決し、実戦に持ち込んだ。
このRA109Eと名付けられたV10エンジンを搭載したのが、マクラーレンMP4/5。ただこのマシンは、前年のMP4/4をほとんど踏襲したマシンだった。重心の低さはキープされているものの、フロントサスペンションは当時すでに時代遅れとなりつつあったプルロッドシステム。前後のウイングも、MP4/4とほとんど変わらない。
Katsuyoshi Kobayashi
Katsuyoshi Kobayashi
開幕戦に持ち込まれたMP4/5は、非常にピーキーな性格を現していたという。それでも、セナとプロストの天才的なコントロール、そしてホンダエンジンのパワーにより、マクラーレンに2年連続のコンストラクターズタイトルをもたらすこととなった。
ドライバーズタイトルは前年に引き続き、セナ対プロストの争い。シーズン半ばからは両者の対立が激化し、ほとんど口もきかないような険悪な状況。プロストが「ホンダはセナをひいきしている!」と訴えることもあった。
決着はこの年もやはり鈴鹿。シケインでセナとプロストが接触し、プロストがその場でストップ。セナは走行を再開し、2年連続でのチャンピオン獲得か……と思われたが、接触からコースに復帰する際にシケインを通過しなかったとして、レース失格の裁定。これにより、プロストが自身3度目のタイトルを手にすることになる。
チャンピオンになったとはいえ、チームやセナとプロストの関係は最悪の状況であり、プロストはこの年を最後にマクラーレンを離れ、フェラーリへと移籍していくことになる。
関連ニュース
9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
※シンガポールGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
※シンガポールGP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
2024年F1カレンダー
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |