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エクレストン「検察が動けば自分は職を追われる」

2013年1月2日

LAT

 F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンは、ドイツの銀行バイエルンLBの元リスク担当役員ゲルハルト・グリブコウスキーがエクレストンから賄賂を受け取ったとされる事件について、さらなるアクションがとられるならば、自分は現在の職から解かれるだろうと認めた。

 バイエルンLBは2006年にF1株をCVCに売却する際の問題によって損失が生じたとして、エクレストンの弁護士にアプローチし、損害賠償を求めた。また、このF1株売却に関してグリブコウスキーがエクレストンから4500万ユーロ(約51億円)の賄賂を受け取ったとして収監、有罪判決を受けている。

 ドイツの検察官は、エクレストンに対して贈収賄容疑があったのではないかとして現在も調査を続けているが、エクレストンはこの容疑を否定している。しかし、サンデーテレグラフにによるインタビューの中でエクレストンは、これ以上ドイツ検察からのアクションがあった場合、F1での立場を終えることになるだろうと認めた。

 もしエクレストンが起訴された場合、CVCがとるであろう行動を訪ねられたエクレストンは、「もしドイツの検察が自分のところに来た場合、たぶん自分は追われることになるだろう。もし収監されれば、それは明らかだろう」と答え、自身の退任の可能性を示した。

 CVCはすでに、エクレストンが業務を継承できない場合の計画を検討しているが、エクレストン自身はそういった行動が自身が退くことを感じる理由にはならないとしている。

「彼らはヘッドハンターを雇い、私が死んだり、何かがあった場合に備えて人材を探している。でも、それは皆が幸せでいるためには当然のことだろう」




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