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「もはやエンジンではない」14年F1エンジンとは!?
2012年10月18日
![](https://ad8.motorsports.ch/iconv/msc/is/news/201210/71006.jpg?sw=640)
2014年から、F1では1.6リッターV6ターボエンジンにエンジン規定が改められることになる。現行の2.4リッターV8エンジンでのF1から、いったいどう変貌していくのか。その全貌を、10月18日発売のオートスポーツがフランス、ヴィリシャチオンにあるルノースポールF1のファクトリーの協力を得た取材を通じて、解説している。
2006年以来、F1のエンジンは2.4リッターV8に統一され、甲高いエキゾーストノートや超高回転型の特性はそのままだったものの、技術の最先端を担う自動車メーカーの興味は薄れ、もっぱら開発の主眼は空力、そしてタイヤに置き換えられてきた。
そんな中、2014年からの規定変更にともない、F1は1.6リッターV6ターボエンジン+ERS(エネルギー・リカバリー・システム)という構成になる。その他にも最高回転数は15000回転まで、直噴の義務づけ、燃料の瞬間最大流量=100kgなどさまざまな制限が設けられているが、最も重要なのは燃料タンクの100kgに制限されていることだ。現在の燃料消費は1レースあたり155〜160kg。これまでよりも大幅に燃料使用制限がかけられている。
![](https://ad8.motorsports.ch/iconv/msc/is/news/201210/71006_2.jpg?sw=640)
1.6リッターV6ターボエンジンというと、クルマに熱烈な関心を持っている人でない限り、「今ヨーロッパで流行のダウンサイジングターボでしょ」と思う人も多いかもしれない。しかし、フランスはヴィリシャチオンにあるルノースポールF1を訪れたオートスポーツ取材陣の目に入ったものは、「エンジンではなく、『パワーユニット』」と表現された、エンジンとエネルギー回生装置を複合的に備えたユニットだった。
このパワーユニットは、90度V6・1.6リッター直噴ターボエンジンとMGU-K(モーター・ジェネレーター・ユニット-キネティック)、MGU-H(モーター・ジェネレーター・ユニット-ヒート)という装置から成る。今日のKERSと、熱回生装置を組み合わせたものが共同作業でマシンを推進する。
これにより現在のV8エンジンからのエネルギー効率29%から、2014年のF1におけるパワーユニットでは、40%を超えるエネルギー効率を確保するという。逆にそれを達成し、きちんとゴールまで走りきるだけの燃費を達成しなければ、途中で止まってしまうということだ。
F1が市販車と同じ方向性を持つことにより、2014年には“走る実験室”と言われたF1が帰ってくるとオートスポーツでは述べる。2014年からのF1は、そして『パワーユニット』が目指すものとはなんなのか。驚異的な開発の舞台裏と、次世代の領域に踏み込もうとしている新たなF1の全貌を知ることができる。ぜひ御一読いただきたい。また、ルノースポールF1で働く東大工学部出身のうら若き女性エンジニア、永山枝里さんへのインタビューも収録されてる。
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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