2012年F1韓国GPの日曜決勝で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは3位、フェリペ・マッサは4位を獲得した。
■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 決勝=3位
難しいレースだった。レースを終え、この週末の流れには満足している。コースのダーティな側のグリッドだったし、タイヤのライフやライバルたちのレースペースについて、はっきり分からずにいた。さまざまな不安があったので、なんとかポディウムに上ることができ、大きな安堵のため息をつくことができたよ。
レッドブルが週末を通して最速だったというのは事実だ。でも僕らの目標は彼らのすぐ後ろにつくことであり、それを成し遂げることができた。もはや僕がポイントリーダーではないのも事実だけれど、このレースを前に4ポイントリードしていたのが大きな意味を持たなかったのと同様に、6ポイント上回られたことも大した意味はない。
僕らがコンストラクターズ選手権で2位に戻れたのはとても重要なことだ。チームは戦えているということだし、それが今後シーズン最終戦まで僕らの強みになるだろう。
過去4戦のうち2戦は出なかったも同然でありながらこのポジションに立てたことは、大きな意味がある。今後獲得可能なポイントは100ポイントあり、すべては僕らが今後のレースでどれだけ進歩できるかにかかってくるだろう。
ここではシンガポールの時よりもトップとの差を大きく縮められたし、鈴鹿の時よりも上位に近づけた。だからこのままこの調子で続けていかなければならない。
ベッテルの3連覇について? 彼とレッドブルは3回完璧な週末を送った。それについてお祝いを言うよ。でもすべてがスムーズにいく時期が長く続くと、いつかは何かが起こる時が来る。
僕らは決して最速でないマシンでタイトルを争っている。つまり僕らにはいい仕事をする力があるということだと思わないか?
フェリペ・マッサ 決勝=4位
鈴鹿に続き、また素晴らしいレースができた。スタートからフィニッシュまでとてもいいペースで走ることができたよ。ある程度それは予想できていた。金曜の時点でロングランで僕らのクルマがとてもいい動きをするのが分かっていたからだ。決勝で実際どうなるか確実なことは言えないというのは事実だけど、すべてがスムーズにいったよ。常にクルマから100パーセントの力を引き出せたし、そのことにすごく満足している。キミ(・ライコネン)とハミルトンを抜いたのは重要だった。その後自分のペースで走れたからね。
終盤、フェルナンドに近づいたけれど、彼にチャレンジするということは全く考えなかった。タイトル争いにおいて1ポイント1ポイントがどれだけ重要か分かっているからね。チーム全員がフェルナンドを助けるために全力を尽くしているし、僕も彼のために走っている。今のチームがそうであるように、そして僕が同じ状況の時にチームがそうだったのと同様にね。
シーズン後半になって、僕はこのクルマをこのタイヤで走らせるベストの方法を理解したと思う。今は楽しめているし、コクピットに座っている時、自分の状況を最大限に生かすことに喜びを感じている。
将来に関してプレッシャーが高まってきていたけれど、ある時僕はもうそのことについて考えるのはやめようと決めた。そのアプローチが役に立ったんだろう。僕は自信がついたし、自分がしていることが楽しめるときが一番いい状態なんだ。
インドまでの間にクルマを改善するためにたくさんの仕事をする。特に予選をよくする必要がある。アップデートが小さな進歩につながってくれることを願っているよ。タイトル争いにはその小さな進歩が決定的になり得るからね。