2012年F1ドイツGPの日曜決勝で、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは5位、マーク・ウエーバーは8位を獲得した。
■レッドブル・レーシング
セバスチャン・ベッテル 決勝=5位(ペナルティにより2位から降格)
今日はいいレースをしたけれど、フェルナンド(・アロンソ)に近づいた時に十分な速さを発揮できなかった。それに、ジェンソン(・バトン)が先にタイヤ交換をし、その際いいピットストップをして、結果的に僕の前に出た。その2周ほど前には、周回後れのルイス(・ハミルトン)が僕を抜いたために、時間をロスしてしまった。
レース終盤、ジェンソンのタイヤが終わったために、またギャップを縮めることができた。その時点では、いつ抜くかではなくどこで抜くかの問題で、僕は彼に仕掛けようとした。彼は隙間を開けてからイン側に寄った。
僕には彼がどこにいるのか分からなかった。その瞬間、彼が見えなかったんだ。だから十分なスペースをあけることに決めて、ラインを外れ、滑りやすい塗装の部分に出た。僕は彼より前の位置を維持して、彼を抜くことができた。僕は、クラッシュを避けて、彼に十分なスペースを与えようと思っただけだ。彼を尊重し、彼に寄せたりしたくなかった。ホームレースで表彰台に上れたのは嬉しかったけれど、スチュワードの決定は尊重するしかない。
マーク・ウエーバー 決勝=8位
今日の僕は速くなかった。いつもはついていけるドライバーたちについていくことができなかった。原因を調べてブダペストで挽回したい。今日のレースではもっといい結果を出せると期待していたからがっかりしている。通常は僕は日曜はうまくやれるのに今日はそうじゃなかった。
1周目を終えた段階では悪くなくて、ルイスを抜いた。でもその後はただ必死に走り続けるだけだった。ここは(シルバーストンとは)全く異なるコースだ。でも僕らはどんなコンディションでも速く走れるようでなければならない。今日は何らかの理由で速さがなかった。