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ウエーバーが鮮やかな逆転V。アロンソ逃げ切れず

2012年7月8日

LAT

 2012年F1第9戦イギリスGPが現地時間8日に当地のシルバーストン・サーキットで52周の決勝レースが行われ、レッドブルのマーク・ウエーバーが終盤の逆転劇で今季2勝目を挙げた。ザウバーの小林可夢偉はピットストップでチームクルーをはねるミスが響き、11位に終わった。

 豪雨による長時間の予選中断など、週末を通してブリティッシュウエザーに悩まされた今年のイギリスGP。しかし決勝日のシルバーストンは、依然として上空に厚い雲が残っているものの、晴れ間からは強い日差しが照りつけ、レースはドライコンディションで13時のスタートを迎えた。

 予選9番手のニコ・ヒュルケンベルグはギヤボックス交換、同12番手の小林可夢偉は前戦のペナルティで5グリッドの降格を受け、ヒュルケンベルグは14番手、可夢偉は17番手からスタート。そのほか、トロロッソのジャン−エリック・ベルニュ、マルシャのシャルル・ピックもそれぞれ10グリッドと5グリッドの降格を受けている。

 レースは、上位勢の多くがスタートでソフトタイヤを装着するなか、ハードタイヤを選択したPPのフェルナンド・アロンソがスタートで2番手のウエーバーを抑え序盤のリードを奪った。
 トップを走るアロンソは、その後もウエーバーを徐々に引き離すと1回目のピットストップまでに5秒のギャップを築き、ハードタイヤでつないだ2スティント目以降もウエーバーとの差を保って、37周目に最後となる2回目のピットストップを行った。

 しかし、レースはここから流れが少しづつ変化。残り15周をソフトタイヤで逃げ切る作戦のアロンソに対し、ハードタイヤのウエーバーが追いかける展開に変わると、終盤はアロンソのタイヤが予想以上のパフォーマンスダウンを見せ、ウエーバーが一気にその差をつめた。
 そして、残り5周を切ったところでウエーバーがあっさりとアロンソを交わしてトップに浮上、そのまま逃げ切ったウエーバーが通算9勝目となる今季2勝目を挙げた。

 ポジションを守れなかったアロンソはそれでも2位でフィニッシュ。3位にはウエーバーのチームメイト、セバスチャン・ベッテルが入り、5位のキミ・ライコネンを抑えきったフェリペ・マッサは今季最上位の4位でフィニッシュ。マッサの4位は実に2010年第13戦ベルギーGP以来となった。

 後方スタートとなったザウバーの小林可夢偉は、1回目のピットストップを終えて9番手まで浮上。レース中盤もミハエル・シューマッハーらとポイント圏内の争いを見せた。
 しかし、その最中に向かった2度目のピットストップで停止位置をオーバーするミスを冒すとピットクルーまではねてしまい大幅にタイムをロス。
 コース復帰もポイント圏外に脱落した可夢偉は、最後に追い上げを見せたものの、11位フィニッシュと入賞にはあと一歩届かなかった。




レース

7/5(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
7/6(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
7/7(日) 決勝 23:00〜


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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