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バトン「周回遅れではタイトルの事は考えられない」

2012年6月12日

LAT

 マクラーレンのジェンソン・バトンは、カナダGPでチームメイトのルイス・ハミルトンに周回遅れにされて16位に終わった後、なぜ自分が速さを発揮できないのか分からず、「混乱し、戸惑っている」と述べた。

 カナダGPでバトンは金曜にギヤボックスの問題により走行時間をロスし、予選は10位、決勝ではタイヤの性能を引き出すことができず、1回ストップで走り切るドライバーもいるなか3回ピットストップを行い、16位という結果に終わった。チームメイトのルイス・ハミルトンは今季初優勝を飾っている。 バトンは開幕戦で優勝したものの、数戦前から低迷しており、この4戦で2ポイントしか獲得できていない。

「キャリアの中で再びこういう日々を送ることになるとは思っていなかった。理解できない」とバトンがカナダGP後に語ったとDaily Mailが伝えている。
「チームメイトに周回遅れにされたんだ。彼は素晴らしい仕事をして優勝した。がっかりするというより奇妙に感じる。全くがっかりしてはいない」

「理解できないだけだ。僕らはミスをしたわけでもないし、僕がクラッシュしたわけでもないのに、単に遅くて16位になった」
「タイヤの管理ができず、デグラデーションがひどかった。単純に僕にとってはこのマシンは速くなかった」
「15番グリッドスタートのドライバー(セルジオ・ペレス)が表彰台に乗って、僕を周回遅れにしているんだよ!」

「なんとか解決する。誰も責任を問われているわけじゃなく、それはチームにとっても僕自身にとってもいいことだ。じっくり考えて、問題が何なのかを解明するだけだ」

 現在バトンはポイントリーダーのハミルトンから43ポイント差のランキング8位に位置している。まだ20戦中7戦が終了した段階で、今後の挽回は可能だが、今はタイトル争いのことは考えられないとバトンは述べている。

「タイトル争いが終わったかどうか? 分からない。これからいくつかいいレースができると思う。問題を解明すればいいだけのことだから」
「諦めはしないけど、今は選手権のことは考えていない。こんなレースをしたんだ、選手権のことなんて考えないよ」

「問題を解決し、優勝争いができる状態にまで立ち直ることを考える。数戦前までの状態だ」
「リーダーたちに周回遅れにされた。競争力のある状態に戻るため、やるべきことは山ほどある」




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