2010年にF1にデビューするロータスF1が、ドライバー候補の筆頭はヤルノ・トゥルーリであることを明らかにした。一方トゥルーリは、現在のところどこのチームとも契約を結んでいないと発言している。
先週、ロータスのチームプリンシパル、トニー・フェルナンデスが、ツイッターを通し、ドライバーひとりとすでに契約を済ませたことを明らかにした。これにより、テクニカルオフィサーであるマイク・ガスコインと過去に同じチームで働いた経験を持つトゥルーリとの契約が、近々発表されるのではとウワサされた。ガスコインは、ドライバーがふたりとも決定してから発表を行うと述べると共に、トゥルーリの純粋な速さと経験はチームにとって大きな助けになると認めた。
「シングルラップランでヤルノはいつも素晴らしいタイムを出すことができる」とガスコインはレキップ紙に対してコメントした。
「土曜に自分たちのポジションをすぐに知ることができるというのは、チームにとって重要なことだ。ヤルノはそれを可能にしてくれる」
トゥルーリは今週マイケル・ウォルトリップ・レーシングでNASCARスプリントカップのテストに参加し、トヨタ・カムリをドライブ、来季転向の可能性がささやかれた。トゥルーリ本人は、今回のテスト参加は好奇心によるものにすぎず、今のところ自分の最優先事項はF1にとどまることだと述べたという。しかし彼は、まだどこのチームとも契約を結んでいないと明言している。
「僕はファン−パブロ・モントーヤが転向するまではNASCARのことは知らなかった」とトゥルーリはマイケル・ウォルトリップ・レーシングのリリースにおいてコメントしている。
「時代は変わり、今は誰もが他のシリーズにも注目している。僕は複数のチームと話し合ってきたけれど、まだ誰ともサインしていない。今のところ、どんな可能性でもあり得る状態だ」