2008年F1の最初の2戦、オーストラリアとマレーシアでQ2進出まであと一歩のところまで行ったジャンカルロ・フィジケラ。今週末のバーレーンで、フォース・インディアがさらに上を目指すにあたり、彼は“ある程度のリスクも冒す”つもりだという。

「バーレーンGPは好きだよ」と35歳のフィジケラは興奮して語った。

「長いストレートを持ついいコースで、いいエンジンがあればとても楽しめる。僕らもそうだけれどね。もちろん、いくつか難しいコーナーがあって、ブレーキにとても厳しいから、いいチャレンジになるよ」
「僕の目標はマレーシアと同じだ。全行程を完走して、できればレースペースを改善したい。セパンでも、僕らのラップタイムはすでにかなりコンペティティブだったけれどね。VJM01は、もっと力を引き出せることは分かっているけれど、よくバランスが取れている感じだ。バーレーンでは、新しい改善を施すことで、さらにセットアップの選択肢を探り、セパンで苦しめられたアンダーステアを解消できたらいいと思う」

「Q2進出も狙えると思うが、それはいつも、僕らが完璧なラップを達成して、他の誰かがミスをするというのにかかっている。今年はとても接戦で、特にトロロッソとホンダと接近している。今後のシーズンでも、この戦いは続くと思うよ」

「マレーシアで、僕らはこの2チームと激しく戦い、ラップタイムがとても接近していた。特にルーベンス（・バリチェロ、ホンダ）とね。彼を倒すには、いい作戦が必要だと思うが、今、僕らはなすべきことが分かっているし、バーレーンでそれを検討してみることができる。僕らのレースペースからして、戦略ではある程度のリスクを冒してもいいだろう。何が僕らに一番合っているのか分かるまではね。とても楽しみだよ」

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