ジェンソン・バトンが、メルボルンでは1コーナーのアクシデントに巻き込まれて早々とリタイアを喫したが、日曜日のマレーシア戦ではもっと長くレースをしたいと願っている。
「マレーシアを楽しみにしている」とバトン。
「オーストラリアでは戦いができなかった。ターン1でアクシデントを起こしたからね。でもいまは、次のレースに向けてとてもポジティブな気持ちでいる」
「セパンは35度の気温の中でレースを行うのでタフだが、本当の問題は湿気だ。ただ暑い中にいるのと、暑くてしかも湿った空気の中にいるとのは違う。呼吸も大変なぐらいだし、ヘルメットの中はびっしょりになる。やるべきことはただ、準備を万端にすることだ。僕たちもやってみるさ!」
「メルボルンでの週末を通してマシンはかなり進化した。次のレースでも同様の進化を期待している。中団グループの戦いは熾烈なので、どのステージでもマシン性能を最大限に引き出さなくてはならない。それができれば、レースでいい結果を残すことができる」
一方、ホンダのチーム代表ロス・ブラウンも、マレーシアではうまくやれるだろうと考えているとともに、トップ8入りをしてポイントを獲得できればと願っている。
「(オーストラリアでの)結果は残念だったが、肯定的な部分に目を向ける必要がある。予選の結果から、私たちは中盤グループにいることが確認できたし、決勝でのルーベンスの素晴らしい走りから、私たちにはポイントをかけて戦う能力があることがわかった。今週末も、メルボルンで経験したのと同じような強さを持てると考えている」
「私たちには、ポイントを狙っていけるマシンがあり、それを達成できる高い能力を持つふたりのドライバーがいることを示した」
「ヘレス以降の空力のアップデートが期待通りだったことも嬉しかった。開幕3戦のレースを戦うにあたって、基本的に素晴らしい力を持っていると思う。その後は、スペインに向けて、さらに改良したマシンを投入する予定だ」
バリチェロもこうした考えに同調し、同じようなとても明るい見通しを持っている。
「ヘレスでのシーズン最終テストで、マシンが進化したことはわかった。だが、他のチームとの相対的な差は知ることができなかった。しかし、シーズンの開幕で素晴らしいスタートが切れてとても勇気づけられた。日本とイギリスの全てのスタッフに対し、特にこの数週間に渡るマシンに関する全てのハードワークに感謝しなくてはならない。いいシーズンが送れそうな感じだ」