マクラーレンがブラジルGPのスチュワードの決定に対し控訴する意向を表した後、フェルナンド・アロンソは、コース上での戦い以外のところでハミルトンにタイトルを取らせようとするのはF1にとってよくないことだと語った。

　決勝から一夜明けた朝、カデナSERのラジオインタビューに答えたアロンソは、キミ・ライコネンが王座をハミルトンに譲り渡さなければならないとしたら、それはくだらない決定だ、と語っている。
「マネージャーから控訴のことは聞いた。僕としては、それが成功したら残念なことだと思う」とアロンソ。
「（そうなったら）またしてもくだらないことだし、彼らはこのスポーツをダメにしてしまうことになる。でも、イギリスのジャーナリストたちが変更を強要することで、こういうことが起こってしまうことがよくある」

　一方、サンパウロで行われたマクラーレンのシーズン最後のディナーを欠席したアロンソだが、ハミルトンのルーキーイヤーでの活躍を称えていると言う。
「僕たちは互いに称え合った」とアロンソ。
「何も勝ち取ったものはなかったが、僕たちはいい選手権争いをしたことには満足している。タイトルの可能性があるにもかかわらず取れなかったのは少し悲しいに決まっているけれど、それでも僕の気力は依然として高い。ルノーのようなチャンピオンチームを離れるというリスクを冒したわけだが、最終戦までタイトルを争えるマシンを手にしていたのだから、腹を立てるべきではないし、この点においては満足しなければならない。僕は現実的に物を考えてきた。最後の1周までトライしたのだから、僕は誇りを持って今シーズンを終えていいのだと確信している」

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