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[Honda]中本修平レポート「車体・エンジン編 その1」

2006年12月20日

 Hondaは今シーズン何度か、マシントラブルでレースを落とすことがあった。とはいえ車体自体の信頼性はかなり上がっていると、中本STDは言う。一方のエンジンはV8元年ということで、Hondaを含めた各メーカーによって試行錯誤が続けられた。シーズン前半には耐久性の問題にてこずったHondaも、バージョンアップを重ねることで、性能的にもほぼ満足のいくレベルに達したのだった。

―今年も何度か、信頼性の問題で結果が出せないレースがありました。

「でも車体側は、かなり信頼性が上がっているんですよ。車体の問題でレースリタイアしたのは、イギリスGPのバトンのオイル漏れだけでしたから。一方のエンジン側は、いろいろありましたね。ただレースの週末にレギュラー勢にトラブルが出たのは、ハンガリー以降ではなかったですけど。フランスGPのバリチェロはエンジンハーネスが燃えたんですが、なぜ起きたのかいまだによくわかりません。シーズン前半のエンジンは確かに、耐久性、信頼性の問題でちょっとてこずりましたね」

―パフォーマンスに関しては、どうでしょう?

「エンジンはだいたいどのチームも、ドングリの背比べだったでしょう。どこかが突出して優れてるということはなかったと思いますよ。最近入手した情報だと、高回転高出力を売り物にしたコスワースにしても、19、000回転以上はそれなりにパワーが出ていますが、それ以下では、トルクがガリガリに痩せていますしね。ギアレシオをそれに合わせれば、使えないということはないですけどね」


―Hondaエンジンについては、シーズン開幕時点と比べて、進化の度合いはどうですか。

「これまでに大きな改良を何度か重ねてきて、最終バージョンは内々では「ステップ4」と呼んでいました。「ステップ2」でシリンダーヘッド周りを作り直し、次の「ステップ3」でそれ以外の部分を変え、最終版の『ステップ4』でさらにもう一度ヘッドを作り直しています」

―最終2戦を完走したことで、この「ステップ4」が来年からのエンジンのベースになるわけですが、もしそれ以前のバージョンを使わざるをえなかったら、性能的にはずいぶん違うことになりましたか。

「正常進化を、ずっと続けてきましたからね。一番の違いは、トルクの出方、絶対値ですかね。いろいろがんばって、かなりフラットにトルクが出るようになりました。これを基に今度は、来年の開幕までにピークパワーを乗せられれば、僕らがエンジンで頭ひとつ抜け出せる可能性も十分あると思いますよ」

(次回は車体・エンジン篇のその2です)




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