来年3月にF1の新シーズンが開幕する際に、イメージの一新を狙っているチームは、ホンダだけではない。最もマーケティングを重視しているチームであるレッドブル・レーシングも、イメージチェンジを計画している。
チームの公式ウェブサイトでのインタビューで、チームマネージャーのジョナサン・ウィートレーが語っているところでは、彼のオフシーズン中の課題のひとつは、レッドブル・レーシングのパドックにおける外見を変えることだという。
「2007年に、ピットガレージのドアが初めて開かれるときに、私たちはインパクトを与えたいのだ――レースカーだけでなく、チームのすべてによってね」と彼は説明した。
「私たちは、ピットガレージの外見について、新しいコンセプトを創り出す作業に取り組んでいる。そして、ピットの装備も改革しようとしている。2007年には、新しいトラックも導入するが、これはこの冬のプロジェクトだ。ガレージのレイアウトや、ピットの装備や、輸送などと共にね」
「すべては重大な仕事であって、まったく新しいチームを創ろうとするような感じだ。しかし素晴らしいのは、レッドブルが、パフォーマンスのあらゆる面において私たちにベストであってほしいと願ってくれていることだ。それゆえ、これは非常にエキサイティングなプロジェクトなのだ」
すべてをきちんとしておきたい、几帳面なたちのウィートレーは、この再デザインにおいて、これほど大きな発言力を認められて嬉しいと述べている。
「私は、ごく細かいところに至るまで、すべてに承認を与えなくてはならないんだ」と彼は語った。
「すべての装備がうまく働くのと共に、見栄えもよくしたい。そしてすべてがうまく溶け合うようにしなくてはならないから、四角いものを丸いものと合わせたり、クロムと黒のペイントを混在させたりはしない」
「さらに、私たちは実際のレースチームとテストチームを、人員の点で再構成しているところだ。そして、“ショー・カー”のプロジェクトを作っている。今までは、これはボランティアによって運営されていた。私が、冬の間に膨大な量のプロジェクトに取り組まなくてはいけない、と言っているのは冗談でも何でもない。その上、今、私たち全員が待ちわびている新しいレースカーのこともあるんだ」