スパイカーMF1のドライバー、クリスチャン・アルバースとティアゴ・モンテイロは、チームの変化によって、今週末にブラジルで行われるフォーミュラ・ワンの最終戦で活躍できることを願っている。
ここ数戦、同チームは着実な進歩を見せている。また直近の2戦の間の期間を利用してシルバーストンでテストを行い、その結果はシーズン最終戦に向けて両ドライバーの励みとなっている。またインテルラゴスは同チームの前身であるジョーダンに相性のいいトラックで、2003年にはジャンカルロ・フィジケラが優勝を果たした。
「サンパウロはいつ来ても素晴らしい場所。冬には欧州のホームに戻るが、その前に訪れる場所としては最高だよ」とアルバース。「M16は最近、その素晴らしいポテンシャルを示している。でも僕らのパフォーマンスはちょっとした運の無さで発揮しきれずにいるけど」
「僕らが持っているものをすべて出すことができれば、自ずと結果は得られるだろう。このトラックは僕のドライビングスタイルに合ってるし、2005年にはいいレースができたんだ。インテルラゴスはとてもチャレンジングなトラックだけど、雰囲気を盛り上げてくれる多くの観衆はいつも素晴らしいよ。いいポジションでシーズンの最後を締めくくる事ができるように願ってるよ」
「長いシーズンだったけど、インテルラゴスに戻ってくることができてハッピーだよ」チームメイトのモンテイロはそう語った。「ポルトガル人ドライバーにとってはブラジルを訪れることはいつも素晴らしいことなんだ。似た文化と言語を共有しているからね」
「僕のフォーミュラ・ワンのキャリアで初めてフィニッシュできなかった昨年のひどいレースを挽回したいね。でもそれ以降は多くを学んで、今では1年前に比べてかなりコンペティティブになったよ」
「素晴らしい週末になるはずさ。僕らは何かスペシャルなことでシーズンを終わらせることができればと思っているんだ。だってチームは僕らをここに連れてくるために、本当にすごく一生懸命に作業をしているってことを知ってるからね」
金曜日にはアルバース、モンテイロに加えてGP2のリーディングドライバー、エルネスト・ビソが走る。彼はテストでの走行でチームにいい印象を与え、スパイカーでグランプリ出場のチャンスを得た。
「ブラジルGPで初めてフォーミュラ・ワンのマシンをドライブする機会を得られて、本当に夢が叶ったようだ」とビソは熱く語った。「ベネズエラ出身の僕にとってはホームレースそのものだ。インテルラゴスは、間違いなく南米におけるフォーミュラ・ワンのホームだよ」
「イギリスではスパイカーMF1チームでのテストを行ってきた。チームに価値のあるデータを供給して、今週末のセッティングにフィードバックできると確信しているよ」
「インテルラゴスは世界選手権の中でも独特のトラック、だからサードドライバーの役割は、チームにとって極めて重要なんだ。僕は、今シーズン、iスポーツからGP2でいいパフォーマンスを見せることができたから今回は素晴らしい機会を得られたんだと思うよ」