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[TOYOTA]新方式予選に苦戦 14番手と17番手から決勝へ

2006年3月12日

 人口70万人のバーレーン王国は、宗教の自由は認められているが、国民の85%がイスラム教徒であり、イスラム暦に従い、木曜日が週末、金曜日が休日となり、土曜日、日曜日は平日。しかし、3回目の開催となるF1GPを待ちわびたファンは、土曜日の予選にも大勢が詰め掛けた。
 朝から風が強く視界を遮る砂塵が吹き荒れる中、午前11時から1時間に渡って行われた3回目の公式練習では、ヤルノ・トゥルーリが1分33秒038の7番手、ラルフ・シューマッハーが1分33秒523の9番手タイムを刻み、午後2時から行われた「ノックアウト」方式の予選に臨んだ。
 この新たな予選方式は、全22台の出場車が、まず、15分づつ2回の予選セッションで、各々下位6台づつ計12台が決勝グリッド11番手から最後尾グリッドまでへと、「ノックアウト」されるもので、最後20分の最終セッションでは、勝ち残った10台が、決勝グリッドの上位10番手までを争った。
 気温23度、路面温度33度、湿度47%の下で始まった、この新たな予選方式の第1セッションでラルフ・シューマッハーは、セッション終盤残り4分34秒の赤旗中断からの再スタートで混雑に阻まれてタイムアップはならず、1分33秒987で無念の決勝17番手グリッドが確定。一方、ヤルノ・トゥルーリは、5分のインターバルの後、第2セッションに臨んだが、1分33秒066の14番手で、惜しくも第3セッションへの進出はならず、ヤルノ・トゥルーリが14番手、ラルフ・シューマッハーが17番手から決勝レースへ挑むこととなった。

ヤルノ・トゥルーリ
グリッド:14番手
「今日の予選でこれ以上は無理だった。最初のセッションでは、タイムアタック中に赤旗が出てしまい、断念せざるを得なかった。再スタート後は他車に阻まれ、満足行くタイムは得られなかったが、次のセッションへ進むことは出来た。第2セッションでは、2周のタイムアタックを行い、全力を尽くして期待通りのタイムをマーク出来た。ドライバーから見ると、新しい予選システムも、最初の2セッションに関してはあまり大きな違いはない。同じ様なアプローチを必要とし、常に全力で走ることが重要だ。もちろん、昨年には無かったコース上にライバルが存在し、タイムアタックのタイミングは重要になる。まだ我々のパフォーマンスは、トップチームのレベルに至るにはやらなくてはならないことがたくさんあるということが分かった」


ラルフ・シューマッハー
グリッド:17番手
「第1セッションで予選を終えることになってしまい、非常に残念だ。タイムアタックを開始したときに赤旗が振られてしまった。その後、セッションが再開され、全車がタイムアタックへと出走した時には、集団の後方に付かざるを得ず、タイヤの温度が下がり、タイムアタックまでに十分な温度まで上げることができなかった。このため、周回の殆どでタイヤが滑り、第3セッションにはとても進出を果たせなかった。残念な一日となり、より上位グリッドを目指してハードワークを続けなくてはならないことがはっきりした。しかし、シーズンはまだ始まったばかりであり、本当の意味での相対的なパフォーマンスに関しては、シーズン序盤の数戦を終えるまで分からないだろう」

マイク・ガスコイン
シャシー部門テクニカルディレクター
「午前中の公式練習ではパフォーマンスを見せられただけに期待はずれの予選セッションとなってしまった。第1セッションで赤旗中断となった後、ラルフ・シューマッハーは渋滞に阻まれ、続く第2セッションへと進むことは叶わなかった。ヤルノ・トゥルーリにはトップ10入りの期待がかかり、コース路面は午前中よりもよりも条件が良くなっていったが、ライバルチームの様にラップタイムを向上させることが出来なかった。残念な結果となってしまったが、これらも全て学習の過程といえる。明日の決勝レースでは、まず2台揃っての完走を目指し、何としてもポイントを獲得、さらには、レースコンディションでタイヤと“TF106”の適応とパフォーマンスを学べることを期待している。決勝レースにおける戦略は自由に立てられるので、今夜は2台がポイント圏内でフィニッシュ出来るように、最良の戦略を練るつもりだ」

新居章年
技術コーディネーション担当ディレクター
「午前中の公式練習3回目では、セットアップを見出し、納得の行くタイムを刻むところまで持ち込めたが、新しい予選方式に翻弄される結果となってしまった。不運も重なり、対応の機会を失い、満足の行く結果を得られなかった。新予選方式による、明日の決勝レースへと作戦の幅が出来たことも事実で、これからじっくりと戦略を練る」




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