2007年にマクラーレン入りすることが明らかになったフェルナンド・アロンソは、ルノーを去ることは悲しいけれど、マクラーレンへの移籍のチャンスは“逃すことができないほど魅力的なものだった”と語った。
2006年末で、共に戦い、タイトルを勝ち取ったルノーを離れるアロンソは、2007年にマクラーレンに加入できることになり、夢が叶ったと語り、ワールドチャンピオンとしてチームに加わるため、2006年のタイトル争いに集中していくとの強い意志を表した。
「成功への意欲と、高いパフォーマンスを発揮することへの情熱を持ち合わせたチームに加われるというのは、F1ドライバーにとって夢のようなことだ」とアロンソ。
「2007年に、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスでドライブするという最高のチャンスを得たことに、とても興奮している。僕にとって新しいスタートとなり、ビッグチャレンジとなるだろう。この新たなパートナーシップについて僕が知っている限りでは、楽しみな展開になるはずだ」
「今年、僕はルノーで、一生をかけた大志を成し遂げた。だから、自分のキャリアを考えると、新たなチャレンジをする時だと考えたんだ。それは、他のチームで(タイトルを)勝ち取るということだ。もちろんルノーを去るのは寂しいけれど、どうしても逃すことができないほど魅力的なチャンスというのが訪れる時もあるんだ」
「現時点で今回の発表を行うことができて嬉しく思っている。おかげで来年、僕もチームも、ワールドチャンピオンの防衛のため、100パーセント集中して戦うことができる。ルノーのおかげで僕はF1の世界に入り、最初のタイトルを取ることができた。来年も同様の成功を収めるべく努力していく。ここまでのところ、あらゆる点から見て、非常にポジティブな感触を持っている。シャシーは速く、V8エンジンについてもチームは最高の仕事をしてくれている。2006年が最高の年になると楽しみにしている」