[TOYOTA]F1ヘレス合同テスト終了
2005年12月16日
12月15日(木)、パナソニック・トヨタ・レーシングはシーズン最後となるスペイン・ヘレスでのF1合同テストを終えた。F1GPの歴史で最多レースを戦った2005年のレースシーズンと同様に、忙しかったテストプログラムも幕を閉じることとなり、14日(水)の夜、テストチームはノンアルコールのパーティを楽しみ、英気を養った。しかし、15日(木)は早朝7時にはサーキットへと戻り、新しいタイヤサプライヤーのブリヂストンと共に、より多くのセットアップとタイヤ評価を行った。
スケジュールの大半は、新型“TF106”シャシーの性能をブリヂストンタイヤに最適化するために、異なる空力セットアップを試すことに集中した。また、今回のシーズン最後となるテストでは、V8エンジンに関するデータを可能な限り収集することも重要であった。それによって、エンジン開発部門が、3月12日に行われる開幕戦バーレーンGPへ向けて、長い準備時間を必要とするエンジン部品の最終決定を行えるからである。
リカルド・ゾンタは今回のヘレス合同テストにおいて、3日間を通して新型“TF106”のテストを担当した。そして、3日間を1日半ずつに分けて、オリビエ・パニスと、2001年からのトヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラムの一員であるフランク・ペレラがテストを行った。フランク・ペレラはF1のスーパーライセンスを獲得するために必要な300kmを走破するとともに、F1カーのドライブと、チームのためにテストを行うという両面でより多くの経験を積んだ。フランク・ペレラはこれまでにレース前のシェイクダウンテストの経験はあったが、今回のような本格的なテストに参加するのは2度目であり、従来型V型10気筒エンジン搭載のF1カーをドライブしたのは、約14ヶ月も前のことであった。
リカルド・ゾンタ
TF106/02
1'20.035
106Laps
469.368km
「我々は3日間に渡って非常に多くを学び、正しい方向へ向かっていることを確認出来た。今日は、チームにとって重要な、いくつかのタイヤテストとロングランテストを行った。今日はあまりセットアップを変えることはなかったが、多くのデータを収集出来た。特にタイムアタックは行わず、タイヤプログラムに集中した。コースの路面コンディションはめまぐるしく変わり、何度も赤旗で中断を余儀なくされるなど、有意義なテストのために必要な、安定したコンディションでのテストは難しかった」
オリビエ・パニス
TF106/01
1分20秒342
93Laps
411.804km
「再び元気にF1テストに復帰出来たことを喜んでいる。そしてチームも良い働きをしている。今回は、水曜日と、今日木曜日の2日間、ドライコンディションでのテストを行った。新型“TF106”は好印象で、V型8気筒エンジンも、私が最後にテストした時に比べ、多くが改善されていた。新しいパッケージは運転しやすく、非常に良い状態だと思う。タイヤサプライヤーを変更した時は、いつも多くの作業が待っているものであり、年が明けてからも、我々はブリヂストンと共にハードなテストを続けていくことになるだろう。水曜日には、軽い降雨に見舞われたために、ブリヂストンのウェットタイヤを試すチャンスにも恵まれた。とても速く、信じられない性能であった。まるで、ほとんどドライコンディションで走っているかのようだった。本当に“TF106”は好調で、今日も多くの周回を重ね、非常に納得できるタイムを刻むことが出来た」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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