MF1、若手3名のテスト結果に満足
2005年12月13日
ミッドランドMF1レーシングのレース&テストチーフエンジニア、ドミニク・ハーロウは、10日に同チームでの初テストに臨んだマルクス・ビンケルホック、ファブリツィオ・デル・モンテ、ローマン・ルシノフの3名を称賛した。
3名がEJ15Bのドライブを交互に担当していく様子を見ていたハーロウは、テスト後、誰一人として“ミスすること”もなく次第にマシンに慣れて、さらにブリヂストンタイヤのテストプログラムを推し進めていた、と付け加えた。
「2台体制で臨んだ4日間のヘレステストが、今日(土曜日)、無事に終了した」とハーロウ。
「(レースドライバーの)クリスチャン・アルバースには(V8エンジンを搭載したEJ15Bで)タイヤテスト、セットアップ作業、コントロールシステムに関する作業などを進めてもらったよ。2006年の新しいエンジン規定に関するデータを大量に収集することができたので、年明けからのテストに備え、これからの日々をデータ解析に費やしていくつもりだ」
「また今回は、マルクス・ビンケルホック、ファブリツィオ・デル・モンテ、ローマン・ルシノフという新しいドライバー3名を評価するチャンスでもあった。彼らはそれぞれが立派に仕事をやり遂げ、さらには終日ミスを犯すこともなかった。明日はマシンを1台だけ用いて、タイヤサプライヤーであるブリヂストンのレインタイヤを集中的にテストする。そのテストがここでの、我々の最後の仕事となる」
土曜に同チームのテストに参加した4名の中では、ドイツ出身のビンケルホックが1分20秒8の最速タイムをマークした。最も周回数を重ねたのもビンケルホックで(計53周)、ルシノフは30周、デル・モンテは28周、アルバースは24周という周回数だった。
「すごくうまくいったよ」とビンケルホックは語った。
「まず最初の数ラップの間は、かなり速く感じられた。高速コーナーでのダウンフォースがすごかったし、信じられないほどブレーキングを遅らせられるんだ。でも、それにもすぐに慣れ、マシンについてもあっという間に自信を持てるようになって、3時間近くも走った。チームは僕がチームの一員であるような気持ちにさせてくれて、彼らと仕事ができて最高だった。F1マシンのドライブというのは本当に素晴らしい経験だったし、心の底から楽しんだよ」
また、2003年にミナルディのテストに参加して以来、久しぶりにF1をドライブしたイタリア人ドライバー、デル・モンテも、喜びのコメントを残している。
「本当に良い1日だったし、ここにMF1レーシングと一緒にいられて、この上もなく幸せだよ。このチャンスを与えてくれたことに対し、彼らに心から感謝したい」とデル・モンテ。
「このマシンをドライブするのは最高の気分だった。2年前にF1マシンをテストしたことがあったから、ある程度は予想がついていたけど、マシンは以前よりもずっと速かったね。ヘレスは良いサーキットであると同時に要求が高いコースだが、ここでF3000時代に優勝したことがある。超高速コーナーと低速コーナーがあり、いいセットアップが見つけられる。マシンに乗っていても自信が持てたし、チームともうまくやれたと思う。今回は僕にとって願ってもない経験だったよ」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |