トヨタのテストドライバー、リカルド・ゾンタは、さらなるステップアップとドライバーズ、コンストラクターズの両タイトルへの挑戦を目指すトヨタチームにとって、2005年シーズンを通じてマクラーレンに‘近づきつつあった’ことは大きな意味を持つと述べた。

　また、4年目を迎えたトヨタのシーズン全般を振り返って、ゾンタはチームとしてまだやるべきことは多いものの、全体として2004年よりはずっと良かったと語った。なにしろ、2004年の彼らはわずか9ポイントしか獲得できず、コンストラクターズ選手権8位。つまり、下にはジョーダンとミナルディしかいないというポジションだったのだ。
「今年は去年と比べて、きわめて大きな進歩があったと思う」とゾンタ。「チームで働いているすべての人々にとっても、今年は去年よりずっと楽しかったよ。特に第2戦でポディウムに上がったことで、全員のモチベーションがものすごく高まった」
「それから、金曜日にいいクルマを与えられて、マクラーレン勢を相手にいつもトップや2番手を争ったことは、僕にとって大いに刺激になった。マクラーレンがどれだけ速かったかは誰もが知っているわけで、それに近いタイムを出したり、時には彼らより速かったことには大きな意味がある」
「クルマのバランスに問題があったり、メカニカルトラブルに見舞われたこともあったけど、全体としてはいい一年だった。まだ改善の余地はいろいろとあるけど、04年と比べればはるかに良くなっていたよ」

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