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フィジケラ「来年はアロンソに勝てるチャンスが増えるはず」

2005年11月21日

 今年、チームメイトのフェルナンド・アロンソがワールドチャンピオンとなったのに比べ、ジャンカルロ・フィジケラはランキング5位で終わった。しかしフィジケラは、今年はキャリアベストシーズンであると考え、来年に対してさらなる自信を感じている。

 アロンソは、同じマシンにも関わらず、世界選手権のタイトルを獲得しているため、傍から見れば、今シーズンはフィジケラにとって、不本意なシーズンだったのではないかと思える。
 確かに記録を見れば、アロンソのマシンは並外れた信頼性の高さを示しているにもかかわらず、フィジケラは、ほとんど一人でマシンのメカニカルトラブルを背負ってきたことが分かる。だが、そういったトラブルが原因であるにも関わらず、彼をすでに才能の限界に達してしまった平均以下のドライバーの一人として評価する向きも多い。
 だがチーム内での現実は、そういった評価とはいくぶん異なっている。エンストンのシャシー工場と、ビリーのエンジン工場の両方で、フィジケラは個人よりもチームを優先するチームプレイヤーとして、チームの深い信頼を相変わらず得ているのだ。彼は開幕戦のメルボルンで勝利を挙げたが、それは、2年前のジョーダンでの初優勝に続く、わずか通算2度目の勝利であった。だがそれでも、フィジケラは、本物の意志と強い精神を持ったドライバーとして認識されている。
 フィジケラ自身は2005年を“自分のキャリアの中でベストシーズン”と評価している。それは選手権においてこれまでで最も良い順位を獲得したからであり、一時はランキングの3位にまで近づくことができたからに他ならない。また彼は、これまでと変わらぬ野心を持って2006年に向けて準備をしていると語っている。
「僕は去年の今頃よりもいいドライバーになっていると思う」とフィジケラ。「僕は、100パーセント支えてくれるチームの中にいるし、また僕らは互いに困難な時でも支えあっている」
「今年の車に関しては、いくつかの要素では、僕のドライビングスタイルに完全に合っていたとは言えなかった。でも、僕は自分の特徴のある部分を変更すべくエンジニアたちと一緒になって作業してきたし、彼らもまた、これまでよりも僕に合うように、どれくらい来年の車を調整したらいいかということを分かっているんだ」


 アロンソは今シーズン、ルノーで史上最年少の世界タイトルを獲得した。となると、来シーズンは、彼との間に強い競争意識が働くのではないかとも推測される。だがフィジケラはこれまでと変わることは何もないと語る。
「フェルナンドと僕はとても似ているんだ」とフィジケラ。「ともに作業をし、互いを助けあい、一緒に笑い、冗談を言い合っている。いい関係が築けているし、いい友人同士さ」
「でも今年、いくつかのレースではフェルナンドに勝っている。来年はまた、ゼロからのスタートだ。チーム内の環境もこれまでより良くなっていると思っている。だから来年はフェルナンドに勝てる回数がもっと増えるんじゃないかな……」




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