F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

マルモリーニ「2レース1エンジンはツラかった」

2005年11月19日

 トヨタのエンジン部門の責任者、ルカ・マルモリーニは、今シーズン導入された2レース同一エンジンのルールによってしばしば眠れない夜を過ごしたと語った。特に開幕当初は非常に辛かったという。
 マルモリーニは、他チームへのエンジン供給も行った一年を振り返って、時には本当に限界まで押しつぶされそうなほどのプレッシャーに襲われたと認めている。
「開幕の2レース(オーストラリアとマレーシア)に向けての準備には自信を持っていた。信頼性と競争力を兼ね備えたエンジンを作ることができたと自負していた。だが、マレーシアGPも終わりに近づいた頃、つまりヤルノ(トゥルーリ)が2位を走り、ラルフ(シューマッハー)が5位を走っているのを観て、私はかなりナーバスになり、さまざまな思いが込められた複雑な気持ちで残りの数周を見守っていたよ。彼らがチェッカーフラッグにたどり着いたときには、その気持ちは幸福というものに変わったが」
「総じて、とてもタフなシーズンだったよ。チームとしての結果はとても印象的ではあったけれどもね。2つのレースの間に解決しなければならない問題は、それまでは無かったもので、想定外のものだった。それを解決するためにどのくらい我々が懸命の作業をしたかなんて想像がつかないだろうと思うよ。皆さんはそんな場合でも、管理された緊急事態なんておっしゃる」


 だがシーズン中に起こった“主な”問題点については固く口を閉ざした。
「詳しいことは言うことはできないが、これだけは言える。寿命の長いエンジンを作るためには、部品の品質が非常に重要ということを学んだ」
「もちろん過去においても新しい部品はあり、それを自ら設計し、テストを行った。まことに素晴らしいことだ。エンジンが400kmもてばいいのでそれで十分だった。だが長い距離を走るためには、はるかに高い水準で品質管理を行わなければならないということがわかった。1500km以上の距離を走りきるためには、多くの時間が必要だった」
「以前なら、我々は1日でエンジンをチェックすることができた。だが今は1基のエンジンをチェックするのに1週間を要することもあるのだ。また1台のエンジンだけでは、統計的なベースを作り出すことはできない。少なくとも2台のテストが必要だ。そのために、問題対処には以前より時間がかかることになった。昔とは大きな違いだ。そして新しいものを創造するという点においては、消極的にならざるを得なかった。昔の方が今よりずっと、新しいものを導入するということに関してはずっとアグレッシブだったよ」




レース

6/21(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/22(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/23(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン219
2位ランド・ノリス150
3位シャルル・ルクレール148
4位カルロス・サインツ116
5位セルジオ・ペレス111
6位オスカー・ピアストリ87
7位ジョージ・ラッセル81
8位ルイス・ハミルトン70
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング330
2位スクーデリア・フェラーリ270
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム237
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム151
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位BWTアルピーヌF1チーム8
8位マネーグラム・ハースF1チーム7
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号