英国レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)は、シルバーストン施設再開発の契約に関し、ディベロッパー9社から入札があったことを明らかにした。
スチュアート・ロルト会長とサー・ジャッキー・スチュワート社長は共同声明を発表し、メンバーに対し、再開発の行程は進展を続けていること、また入札した9社が最終的に‘3〜4社’に絞られて最終的なプレゼンテーションが行われることを説明した。
プロジェクト・ヒル(サーキットおよび周辺地域の再開発の将来性に関する評価プログラムをBRDC理事会がこう命名した)への入札者の名前は一切公表されておらず、また改めて各入札者と交渉するまで、当プロジェクトの方向性はまだ確固とした決定もない。
発表の全文は以下のとおり。
「この2週間で、我々は入札を望むデベロッパー各社から良い反応を得た。修正締切日は10月28日だったが、KPMGは現在9社から入札を受理している」
「プロジェクト・ヒル委員会の理事会は11月4日に位置づけを再検討し、近い将来に委員会へのプレゼンテーションに呼ぶことになるディベロッパーを3〜4社に絞り込む決定をする。委員会はその時点で、願わくば11月終盤のミーティングで、理事会に報告を戻す予定だ。このミーティングは理事が、もしあれば、いずれの入札者が我々の経済的基準とクラブ全体の方針に見合うかを決める場となる」
「もし我々の目的を満たす入札者が1社以上あると決定した場合は、プロジェクト・ヒル・チームにそこから先の権限が与えられ、企画書が精査される。これがその後、理事会によって査定され、メンバーに検討してもらうため提出される」
「当面は、どこの企画書が当クラブにとって最善であるか、詳細な理解を得ることに専念する。入札者はさまざまであり、これから3週間はもっとも魅力的な企画書を選り抜く大変な仕事を行うことになる」