ミッドランドF1は、12月に行われるヘレスでのテストにトマス・ビアッジが参加すると発表した。

　2003年にはFIA GT選手権のチャンピオンとなり、現在はバイタフォン・マセラティチームでランキング6位に位置しているビアッジは、初のF1マシンドライブに向けての準備をすでに始めていると語った。
「ワールドGTで頂点を極め、今度は初めてF1マシンをドライブすることができてとても嬉しい。そこでのパフォーマンスで自分のレベルを誇示したいと思っている」と29歳のイタリア人、ビアッジ。「今回のテストは僕のキャリアの中でも重要なステップとなることは承知している。僕はすでにプログラムにしたがって、フィジカル、メンタル両面でのトレーニングを開始し、テストに備えている」
「僕の可能性を信じ、この素晴らしいチャンスを与えてくれたチームに感謝したい。また、僕のマネージャー、エバ・バルダッサンの献身的な努力にも同様に感謝したい。今回のテスト参加に際して、非常に重要な役割を果たしてくれた」
　チームのマネージング・ディレクター、コリン・コレスは、ビアッジはGTレースで結果を出しており、F1をテストする機会を与えるには十分な実績であり、またこのチャンスを与えることができて喜ばしいと語っている。
「トマス・ビアッジは、異なるモータースポーツのカテゴリー、特にFIA GT選手権において非常に素晴らしい成績を残している」とコレス。「彼は、6勝を挙げて2003年にタイトルを獲得しているし、今年は選手権で上位争いを演じている。彼に最初のF1テストをオファーすることができて嬉しく思っている。そのテストで彼はポテンシャルを我々に見せてくれるだろう」

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