マーク・ウエーバーが、グランプリドライバー協会（GPDA）の役員を辞任したのか、やめさせられたのか、最初のニュースでははっきりしていなかったが、このほど、彼がメンバーの投票によってポストを失ったことが明らかになった。

　ウエーバーは4シーズン前にF1参戦を果たして以来、ほとんどずっと役員を務めてきて、F1における安全対策を声高に推進してきた。しかし彼はまた、同じ役員のミハエル・シューマッハーとコース上で何度もぶつかっており、安全基準の件で偽善的な態度をとっているといって、シューマッハーを批判してきた。それが理由でウエーバーが役員をやめたのではないか、という見方が多数を占めていたが、ウエーバー本人は、ベルギーGPよりも前に投票が行われたのだと主張している。
　ウエーバーは、ブラジルGPの金曜日に、ロイター通信に対して語った。「みんなは、4人（の役員）は多すぎると考えて、投票を行ったんだ。僕がそのせいで夜眠れなかったなんてことは、まったくなかったよ」
　シューマッハー、ヤルノ・トゥルーリ、デイビッド・クルサードの3人は、引き続き役員の職務を続けることになる。

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