タイトルの望みはとうに失ってしまったミハエル・シューマッハーだが、F1サーカスが今週末のグランプリに向けてブラジル入りするにあたり、戦い続けることを約束した。
シューマッハーは最近のレースでは不運続きで、トルコとベルギーではリタイアを強いられ、モンツァでは10位という成績に甘んじている。チャンピオンを失うことは決まった彼だが、インテルラゴス・サーキットではもっとよい結果を出すことを目指している。このコースでは、同僚がブラジル人であることから、フェラーリチームは大きな声援を受けることになる。
ミハエルはこう語った。「ブラジルはF1ドライバー全員にとって、夢のような場所だ。人々は、F1に関して熱狂的だし、僕らはいつも大きな歓迎を感じる。インテルラゴスでのレースの興奮度は高いし、ルーベンスがブラジル人だから、チームはさらに大きな声援を受けるんだ」
「しかし、このサーキットでは自分の力をかなり試されることにもなる。反時計回りに走るから、ドライブするのが大変なんだ。すでにイスタンブールでレースをしていて、あそこも反時計回りのサーキットだったけれど、今回も反時計回りに適応する必要があるだろう。ドライバーたちは左回りのカーブにちょっとウンザリするかもしれないから、特別なトレーニングをするというのはいいアイデアだ。マシンはかなり挙動が落ち着かないこともあって、たくさんの修正が必要になり、ドライバーにはいつも以上の努力が要求されるんだ。このサーキットはチャレンジングだけど、僕は楽しめるし、面白いレースになることも多いよ」
「当然ながら、僕らは去年のようなレースをするという、高い期待は抱いていない。僕らはよく準備をして臨むけれど、金曜日になるまでは、僕らがどんな調子になるかはよくわからない。もちろん、僕のこの前のレースよりはいいレースにしたいね。何が起ころうとも、僕らはいい成績を目指して戦うよ」