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ストッダート「これでF1とお別れにならないことを望むよ」

2005年9月12日

 ベルギーGPの土曜日、ポール・ストッダートはミナルディのガレージで従業員たちを集め、レッドブルとの契約がまとまったことを告げた。百戦錬磨のストッダートは、まわりを取り囲んだクルーたちから拍手で称えられ、非常に感動的なひとときとなった。そんな彼をイギリスクラッシュネットが独占インタビューに成功、現在の心境を語ってもらった。

Q:クルーたちにチームの売却を告げるのは辛かったですか?

ポール・ストッダート(PS):ものすごく辛かったよ、実際。もし自分が間違ったことをしたと思っていれば――正直言って、とてもとても悲しいことだ。だが、私はいつも言ってきたはずだ。もしチームの財政状態を間違いなく改善してくれて、従業員の面倒を見て守ってくれる人物が現れたら、チームを売るとね。そして、そういう人物が現れたんだ。それまでに40人も候補者はいたんだがね。

Q:実際にそれが起こったということが信じられますか?

PS:たぶんまだ、自分でも受けとめきれてはいないね。今回は人が多すぎて――活発な交渉をしてきた人物が7人もいたんだ――確率から言っても何かが起こるだろうということは、ずっと前からわかっていた。しかし、だからといって、それが実現したときに、辛さがマシだというわけではない。ただ思うのは、今年レッドブルがしてきた仕事を見れば、そして今年レッドブルで働いている連中の顔を見れば、多くはジャガーやもっと前からいる連中なんだ。従業員のことについては、ディートリッヒ・マテシッツを信頼しているよ。


Q:この1週間にどういうことがあったのですか?

PS:彼らは1週間ずっと、相当に頑張っていた。最後には、いずれにしても何も見つからないことはわかっていた。いつも実現しそうだったかもしれないが、実際に実現するまでは何も言えなかったんだ。

Q:何年もの間、あなたがつぎ込んできたものを考慮すると、適正な価格で売却できましたか?

PS:ああ、実際その通りだ。問題ないよ。

Q:これであなたがF1に関わるのは終わりですか?

PS:そうならないことを望むよ。だが実のところ、まだ何とも言えない。

Q:でも、しばらくはF1にとどまる計画があるのですか?

PS:コンサルタントとしてとどまるかどうかは、まだわからない。それは純粋にレッドブルの問題だ。私としては、その準備があると言っておこう。




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