デイビッドソンも「第1希望はBAR」
2005年9月12日
BARのサードドライバー、アンソニー・デイビッドソンは、ジョーダン・ミッドランドでのテストを受けることによって新たな選択肢を増やそうとしているが、本心としてはBARホンダでのレースドライバーに執着している。
ディビッドソンは、シルバーストンで行われるジョーダンのテストを受けるために、BARホンダとのつながりを切ったと、いくつかのゴシップ紙が報道しているが、彼はそれはまったく事実と異なると主張している。
「最後の3レースの間はまだ僕はBARのサードドライバーだし、もちろん次のヘレスでのテストはBARで走るよ」ディビッドソンはそうイギリスクラッシュネットに語った。「言うまでも無く僕の第1希望はBARにいること。でもジョーダンから声をかけられたのは光栄なことだし、BAR、ホンダ、ミシュランが僕にチャンスを与えてくれていることもありがたいと思っている。何が信用できて何がそうでないかをしっかり見極めて欲しいね。正しい報道をしてほしいよ」
もしジェンソン・バトンがウイリアムズに移ることになれば、デイビッドソンはBARに残ることになるだろう。だがその場合でもドライバーズシートは佐藤琢磨のものとなるだろうというのが大方の見方だ。確かに理屈の上では、デイビッドソンはドライバー候補のひとりではあるが、ホンダの影響が琢磨寄りになるであろうことは否定できない。
数週間前にはニック・ハイドフェルトも候補のひとりに挙げられてはいたが、彼の気持ちはすでにザウバーBMWにあることを示唆している。もっともそれは、ウイリアムズとのオプション契約が更新されず、9月15日限りで契約が解除となることが前提ではあるが。
ただデイビッドソンは、すべては自分の力だけではどうにもならないことにイライラを隠し切れない。
「すごく難しいのはわかっている」とデイビッドソン。「必ずタイムリミットはやってくる。ただ今のところはBARでチャンスが来ることを祈るだけだ。だってこのチームにいることが僕にとっては理想的なんだからね。チームのこともクルマのこともよくわかっているし、僕の仕事に対してもみんな誠実に対応してくれている。でもすべてはタイミング次第なんだ。そのタイミングがいつやってくるのかは全然わからないけどね。ただそのタイミングは必ずやってくるし、その時僕はどうしなければいけないか、決定を下さなければならないだろうね」
だがデイビッドソンがジョーダン・ミッドランドを選択するのであれば、現在の状況は悪くない。ジョーダンは彼をドライバー候補者リストのトップに掲げているからこそ、彼はテストに招かれているのだ。
「テストに参加すること自体はすごく楽しみにしているよ」とデイビッドソン。「今年はドライブできた機会はそう多くない。だからドライブできるチャンスはどんなものでも僕にとっては嬉しいんだ。それが来年のドライバーズシートにつながるのであればなおいいと思っている。本当にグリッドに就きたいと思っているし、いずれは何かしらの選択をしなきゃならないだろうね。今はいくつかのチームと話はしているけど、それは来年グリッドに就くという僕の目標に近づくための第1段階なんだ」
「違うタイヤと違うエンジンの違うF1マシンをドライブすることにはすごく興味があるよ。ただ僕はプロのドライバーなんだ。僕がよそのチームでテストをしたとしても、知っていることを言いふらすなんてことはしないって、チームは信じてくれている思うよ」
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |