[TOYOTA]トゥルーリ、終盤無念のクラッシュ
2005年9月12日
9月11日(日)、F1第16戦ベルギーGPの決勝レースがベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで行われた。朝からの雨はやんだものの、路面はウェットで、気温17度、路面温度18度、湿度90%というコンディションで、午後2時にレースが開始された。5番手グリッドからスタートしたラルフ・シューマッハーは、1周目に8位までポジションを落とすが、10周目、先陣を切ってピットインすると、その直後にジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)のクラッシュにより、セーフティカーが導入。ここで上位グループのほとんどがピットインすることで、ラルフ・シューマッハーは3位に浮上。その後、2位にポジションを上げ、さらに首位を行くJ.モントーヤ(マクラーレン・メルセデス)とテール・トゥ・ノーズのバトルを展開する。その後、23周目の2度目のピットインで、ドライタイヤへの変更を試みるが、これは裏目に出て、翌周再度ピットイン。14位までポジションを落とすことになってしまった。しかし、そこから再び追い上げを見せ、ポイント圏内の7位でフィニッシュした。一方、ヤルノ・トゥルーリは、スタート順位の3位で序盤を走行。セーフティカー導入時のピットインで、ドライタイヤに交換するが、路面状態には合わず、すぐに再度ピットイン。大きく後退を余儀なくされ、追い上げを図ったが、35周目にクラッシュ。無念のリタイアとなった。
優勝は、キミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)であった。
ラルフ・シューマッハー
「とても厳しいレースだった。セーフティカー導入のタイミングは我々には有利に働き、良いポジションにつけられた。あのコンディションでの“TF105”も好調で、全てが上手く行っており、戦略も明確だった。しかし、ドライタイヤへの変更の決断は早過ぎた。非常に難しい決断であり、私も納得したが、それは正しい選択ではなかった。他のチーム同様に、我々ももっと早く路面が乾くと予測していたが、実際には、信じられないほどゆっくりと路面は乾いていった。路面は驚くほど滑りやすく、こんな状態でのレースは記憶にない。その後我々は追い上げ、2ポイントを獲得することが出来た。チームは非常によい仕事をしてくれた。ただ、一つ決断が間違っていただけだ」
ヤルノ・トゥルーリ
「今日は、間違いなく表彰台を争える実力があった。“TF105”は非常に速く、序盤は、マクラーレン・メルセデスの2台に遜色ないペースで走ることが出来た。ハンドリングも良好で、タイヤも非常に良かった。しかし、セーフティカーが導入されたとき、我々は短時間で、タイヤをどうするかの判断を強いられた。コース上にはまだ濡れた路面が残っており、私はインターミディエイトタイヤのままで行きたかったのだが、チームはドライタイヤに換えることを決断した。それはちょっとしたギャンブルであり、結局の所、正しい選択ではなかった。セーフティカーの後でコースに戻ったときには、なんとかペースを維持出来たが、結局再度のピットインを強いられ、ポジションダウンを余儀なくされてしまった。その後、追い上げて行ったが、終盤、ティアゴ・モンテイロ(ジョーダン)の後に付いたとき、彼がピットレーンでの速度リミッターボタンを誤って押してしまったようで、私はどこに逃げることも出来ず、彼に追突してフロントウィングを失い、壁にクラッシュしてしまった」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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