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イタリアGP、モントーヤがピンチを乗り切り優勝。琢磨は無念の16位

2005年9月4日

 F1イタリアGP決勝、53周のレースはマクラーレンのファン-パブロ・モントーヤが優勝した。2位はフェルナンド・アロンソ(ルノー)、3位にはジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)が入賞した。日本勢はBARホンダの佐藤琢磨は連続してピットストップを行うというアクシデントで16位、ジェンソン・バトンが8位、トヨタはヤルノ・トゥルーリ、ラルフ・シューマッハーがそれぞれ5位、6位でゴールした。

 F1イタリアGPは晴天、気温28℃、路面温度45℃というコンディションでフォーメーションラップをスタート。予選でトップタイムをマークしたマクラーレンのキミ・ライコネンは土曜日にエンジン交換を行っているため、スタート順が10番降格のペナルティーで11番スタートとなり、ポールスタートは同じマクラーレンのモントーヤとなる。
 モントーヤは「(タイトル争いで)キミをアシストしたいけど、あまりにも後過ぎて自分が何かするのは難しい」と半ばあきらめ気味。気になる日本勢はバトンが3番グリッド、佐藤琢磨が4番とBARの3-4スタート、トヨタの2台はトゥルーリが5番、R.シューマッハーは9番からのスタートと、ホンダ、トヨタともに好走が期待できそうなスタート順となった。

 レッドシグナルが消え、全車一斉にスタート。最初にシケインに飛び込んだのはモントーヤ、アロンソ、バトンとスタート順のままシケインへ。トゥルーリがいいスタートを切り、琢磨の前に出るが琢磨はパラボリカで抜き返す。ジョーダンのティアゴ・モンテイロがシケインで接触し、パーツをコースに散乱させるが、リタイアには至らずレースに復帰。
 アロンソに優勝はさせじと逃げるトップのモントーヤは序盤から2秒以上とリードを広げていき、これを追うアロンソもファステストをマークしてモントーヤに食らいつき、今回のレースは最後までふたりの接戦を予感させる序盤戦の戦いとなった。10周目に入り、モントーヤとアロンソはその差2秒台前半での攻防となり、3番手バトンは早くも11秒離されている。4番手の琢磨の背後にフェラーリのルーベンス・バリチェロが迫るが、コーナーの立ち上がりで琢磨が逃げるという状況。


 なんとか勝ちたいライコネンではあるが、前を走るザウバーのジャック・ビルヌーブを抜くことができずにスタート時から順位を上げることができず11番手。モントーヤとの差は26秒まで広がっている。13周目に入り、トップグループのピット作業が始まり、フェラーリのミハエル・シューマッハーがピットイン。翌周バリチェロ、ビルヌーブもピットへと向かう。これで前がクリアになったライコネンはスピードアップして、順位アップへの走りを開始する。
 4番手を快走中の琢磨は16周目にピットイン。8.5秒でコースへと戻るが、なんと翌周にもう一度、ピットへと入ってくる。詳しい状況は不明だが、給油リグの不調で燃料の入れ直しのために再ピットインを行ったと見られる。琢磨のピットの前にはバトンがピットストップ行っていて、10番手でレースに復帰。

 19周目にはアロンソがピットインし、レース復帰はR.シューマッハーとライコネンの間となる。ライコネンはアロンソを追い回し、第2シケインでライコネンが前に出ることに成功、4番手へと浮上する。続いてトップのモントーヤとトゥルーリがピットイン。モントーヤはトップのままレースに復帰し、ライコネンと1-2体制を築くが、ライコネンはピットへと入らず、プッシュを続けファステストラップを毎周のように更新し、ペースアップしていく。
 モントーヤとの差が2.2秒前後となった25周目、ようやくライコネンがピットイン。給油時間は11秒を超え、1ストップ作戦を採り追い上げるという考えのようだ。全車ひと通りのピットが終わった26周のトップ8順位はモントーヤ、アロンソ、フィジケラ、トゥルーリ、ライコネン、バトン、R.シューマッハー、バリチェロの順となる。

 しかし、再び追い上げ体制を執ろうとしたライコネンがスローダウン。左リヤタイヤのトレッドが少しずつ剥離していき、ピットへと向かいタイヤ交換を行う。これによりコース復帰した時には12番手まで順位を落としてしまった。これで、モントーヤ、アロンソ、ライコネンの位置関係はスタート時と同じようになってしまい、あとはライコネンがどこまで追い上げられるかがレースの焦点となる。
 レースも2/3が過ぎたところで、最後のピットストップが始まり、アロンソが39周目にピット、その翌周にはモントーヤ、フィジケラ、トゥルーリもピットへと向かい、いよいよ勝負の時を迎える。しかし42周目、バリチェロもタイヤトラブルで交換のためピットインを行う。ハイスピードのモンツァはタイヤに厳しいようで、ミシュラン、ブリヂストンの両ブランドにトラブルが起こったことで、他の選手への影響も懸念される。




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