F1ハンガリーGPはフェラーリのミハエル・シューマッハーが1分19秒882でポールポジションとなった。予選2番手はファン-パブロ・モントーヤ(マクラーレン)、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)は3番手からスタートする。日本勢はBARホンダの佐藤琢磨が予選10番手、ジェンソン・バトンが8番手。トヨタのもう1台ラルフ・シューマッハーは5番グリッドを獲得した。
天候は晴れ、気温は35度、路面温度50度というコンディションでハンガリーGP予選は13時(現地時間)からスタートした。
まずはキミ・ライコネン、マーク・ウェーバー、ロバート・ドーンボス、ティアゴ・モンテイロ、ナレイン・カーティケヤンの5台がアタック。一番最初の予選出走で不利かと思われたライコネンだったがいきなりの1分20秒891をマークしてしまう。4番手に出走するはずだったティアゴ・モンテイロはレースウィークに入ってからエンジン交換をしており、アタックを断念アウトラップを走行した後にピットへ。続くカーティケヤンもライコネンのタイムには届かず。一番最初にアタックしたライコネンは、他のマシンより3秒近く差をつけてトップに立っている。
続く第2グループに入り、ジャック・ビルヌーブ、ヤルノ・トゥルーリ、クリスチャン・アルバース、佐藤琢磨、ニック・ハイドフェルドの順で走行を行う。7番手アタッカーのトゥルーリが1分20秒839でライコネンより0.052秒速くトップに浮上。佐藤琢磨は9番目にアタック、1分21秒787で暫定3番手につけた。
11〜15番手にアタックするのはルーべンス・バリチェロ、クリスチャン・クリエン、フェリペ・マッサ、デイビッド・クルサード、ラルフ・シューマッハー。まずは11番手アタックのルーべンス・バリチェロがトゥルーリから0.319秒落ちとなるタイムで暫定3番手につけた。15番手スタートのラルフ・シューマッハーはセクター1、2ともに好調なペースで走行するも、チームメイトのタイムを更新することが出来ず1分20秒964で3番手タイムに落ち着いた。
そして最終グループに入り、16番手スタートのミハエル・シューマッハーがセクター1、2ともにトゥルーリのタイムを更新。そのままの勢いを維持して1分19秒882でトップに立った。その後アタックしたジャンカルロ・フィジケラとジェンソン・バトンはそれぞれタイムが伸びず、最終的にはそれぞれ9、8位となる。19番出走のモントーヤはミハエル・シューマッハーに迫る好走を見せるも0.897秒落ちとなる1分20秒779で2番手に終わる。最終アタッカーのアロンソの走りに期待がかかったがアロンソは最終コーナーでアウトにはらみすぎて痛恨のミス。大幅にタイムをロスしてアロンソは6番手となるタイムで予選を終えた。これによりミハエル・シューマッハーが今季初となるポールポジションを獲得。以下、2位モントーヤ、3位トゥルーリ、4位ライコネン、5位ラルフ・シューマッハー、6位アロンソ、7位バリチェロ、8位バトンというトップ8でハンガリーGPの予選は終了した。