まもなくF1世界選手権第13戦ハンガリーGPが開催される。マクラーレンのキミ・ライコネンは51ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権2位、ファン‐パブロ・モントーヤは34ポイントで同4位につけている。チーム・マクラーレン・メルセデスは95ポイントでコンストラクターズ争いの2位につけており、全員が士気を上げてハンガロリンク・サーキットに挑む。
キミ・ライコネンは次のように抱負を述べた。
「今週マシンに戻り、よい結果を目指してチームと協力し合うのが楽しみだ。例年ハンガリーは猛暑に見舞われるけれど、今年はすでにそういうレースが数戦あったし、問題ないだろう」
「コースレイアウトはモナコのように1周の距離が短くて、スピードも遅い。だから、カート用のサーキットみたいだよ。モナコみたいにコーナーも多くてギヤチェンジの回数が多いサーキットを炎天下に走るのは、体力的にもかなり厳しいんだ。オーバーテイクのチャンスがほとんどないし、予選がすごく重要なんだけど、運悪く最初に予選アタックに出なくてはならないから、路面の埃っぽさが影響するだろうね。でもマシンは速いことだし、必死に頑張るさ」
「ハンガリーは好きだよ。いつも大勢のフィンランド人が応援に来てくれるから、雰囲気が最高なんだ。僕には母国グランプリみたいなものだし、できれば訪れた数千人の母国ファンに喜んでもらえるような結果を残したい」
ファン‐パブロ・モントーヤは次のようにコメントした。
「ここはコースに出てみると相当に埃っぽい。最初の数セッションが終わればレーシングラインがきれいになるけど、他の部分は週末中汚れたままなんだ。つまり、一度レーシングラインを外れてしまうとマシンを滑らせやすいから、よりオーバーテイクしづらいし、どんなミスも許されない、ということになる。グリップ不足に加え、縁石を多く使わなくてはならない点でも、いいマシンバランスが必要だね」
「ハイダウンフォースでもセットアップをきちんと仕上げれば、メインストレートのスピードを上げられる。もし、そのスピードを活かせるような走りができれば、唯一のオーバーテイクチャンスである第1コーナーの飛びこみにつながるからね」
「ハンガロリンクはあまり好きなサーキットではないけど、2年前に改修されてからはマシになったよ」