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[TOYOTA]酷暑の戦いとなる“ホームレース”へ体制整う

2005年7月20日

 7月の4連戦で唯一1週間のインターバルを経て、F1サーカスは気分も新たに、連戦3戦目となる第12戦ドイツGPの行われるホッケンハイムへと戦いの舞台を移す。ドイツGPは、ケルンを拠点とするパナソニック・トヨタ・レーシングにとって、ホームレースの一つであり、良い結果が望まれるのはいうまでもない。夏のホッケンハイムは、酷暑で定評があるが、チームは先週、コンディションの似た、スペイン・ヘレスでテストを行い体制を整えた。前戦イギリスGPでは、ラルフ・シューマッハーが8位、ヤルノ・トゥルーリが9位でフィニッシュしており、このことは、両ドライバーが中位の出走順で土曜日の予選に臨めることを意味している。そして、彼らはコンストラクターズ選手権で現在54ポイントを獲得、4位というポジションを堅守すべくドイツGPへと挑む。

 ヤルノ・トゥルーリは前戦のシルバーストーンで惜しくもポイント獲得を逃したが、現在の31ポイントを増加させるべく、第12戦ドイツGPの行われるホッケンハイムへと向かう。

ヤルノ・トゥルーリ:
 「ホッケンハイム・サーキットは、2002年にレイアウトが変更された時に、その性格が大きく変わってしまった。旧レイアウトは低いダウンフォースで、ハイスピードなコースだったが、現在は、中程度のダウンフォースを必要とするコースになっている。この変更によって、全く正反対の性格となってしまい、比較することは不可能だ。しかし、私は変更前のコースで戦ってきたドイツF3時代から、新しいコースに変わっても、常にホッケンハイムでレースをすることを楽しんでいる。新しいホッケンハイムはテクニカルサーキットとなり、多くの低速コーナーを持つが、高速なセクションでもタイムを稼ぐためにセットアップを行う必要がある。追い抜きのポイントはただ一つ、長いストレートの終わりだけだ。このため、レースで負けないためにもストレートでの最高速が必要となる。前戦イギリスGPでポイント獲得を逃してしまった後に、ドイツGPでより良い結果を出すために鋭気を養ってきた」


 イギリスGPでのポイント獲得の後、ラルフ・シューマッハーは先週ヘレスで行われた合同テストに参加し、彼にとってホームレースとなる今週のドイツGPへ向けた準備を行った。

ラルフ・シューマッハー:
 「ホッケンハイムで行われるドイツGPは、私にとってホームGPであり、ここ2レースでのポイント獲得に続く好結果を望んでいる。私は、3年前に改修された新コースを気に入っており、そこで行われるレースを楽しみにしている。旧コースの非常に長いストレートは失われてしまったが、それは大きな問題ではなく、新しいレイアウトはより多くのバトルを望めるものとなり、ドライバー、そしてファン双方にとって興味深いものとなっている。ヘアピン手前及びインフィールドセクションの広い出口を持つコーナーは、追い抜きの絶好のポイントであり、リズムを維持して走り抜けなくてはならない。タイヤの選択は非常に重要だが、先週3日間に渡ってヘレスで行ったテストで、ホッケンハイムで直面するであろう暑いコンディションを想定したタイヤを見出した。成果の上がるテストとなり、ドイツGPでの好結果が期待できる」
現在のホッケンハイムは、深い森の中を走り抜けた旧コースから、典型的な近代F1サーキットへと変貌している。

ディーター・ガス:
 「2002年の変更以来、ホッケンハイムリンクは、中程度からやや高めのダウンフォースサーキットとなった。しかし、新しいレイアウトは、独特のチャレンジを必要とするものはそれほど多くなく、F1が行われる他のサーキットによく似ている。特に難しいコーナーはなく、旧コースの特徴であった厳しいハイスピードセクションを欠くものの、ヘアピンなど、追い抜きのチャンスはいくつかある。ホッケンハイム・サーキットは、リアタイヤの温度上昇が非常に厳しく、それはオーバーステアを招くため、過熱には注意が必要だ。ドイツGPの期間中に予想される、路面の温度の上昇が、問題を増幅させる。暑い気候への対応には、冷却のためのブリスター対策を十分に行わなければならない。タイヤの空気圧を抑えれば、タイヤの温度を低く維持することが出来、レースウィークを通じて、常に十分な安全マージンを見込んだ上で、出来る限り空気圧を低く保つべく調整を行う必要がある。我々の“ホームレース”の一つであるドイツGPで、さらにポイントを獲得できることを期待している」




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