イギリスGP最初の計時セッションはマクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサが最速タイム。日本勢はBARホンダのジェンソン・バトンが3番手タイム、佐藤琢磨は8番手。トヨタ勢はリカルド・ゾンタが2番手、ラルフ・シューマッハーは5番手、ヤルノ・トゥルーリは1周のみの走行でノータイムとなっている。
今シーズンの折り返し点となるF1第11戦イギリスGP。前日のロンドン多発テロの犠牲者に哀悼の意を表して、マシンのノーズ部を黒くペイントしたマシンを走らせる。トヨタのサードドライバーにはリカルド・ゾンタが復帰。ジョーダンはロバート・ドーンボス、レッドブルはビタントニオ・リウッツィ、マクラーレンはペドロ・デ・ラ・ロサが走行する。
天候は晴れ、気温19度、路面温度22度というコンディションでフリー走行1回目はスタート。セッション序盤はいつものようにサードドライバーがを走行を重ねる。開始10分後、まずゾンタが最初にフルラップ走行を行い1分32秒087のタイムをマーク。しかし直後にデ・ラ・ロサが23秒916のタイムを出すと、ここからデ・ラ・ロサとゾンタのタイム更新合戦が始まる。そこにリウッツィも加わり、セッション中盤過ぎまで3台が走行を重ね、ゾンタが1分20秒703、デ・ラ・ロサが20秒915まで更新。その3秒遅れでリウッツィと続いた。
セッション開始半分過ぎになると、キミ・ライコネンがコースイン。すると1分20秒411のタイムでいきなりトップに立つ。しかし積極的に走行を重ねていったマクラーレンのデ・ラ・ロサが1分19秒663でライコネンのタイムをパス。19秒台へと突入していった。
セッション終盤に入り、ミハエル・シューマッハー、ルーベンス・バリチェロ、ジェンソン・バトン、佐藤琢磨の4台もコースへと向かったが、結局さらにタイムを更新していったデ・ラ・ロサの1分19秒205がトップとなりセッションは終了した。以下ゾンタ、バトン、ライコネン、ラルフというトップ5で、デ・ラ・ロサが唯一の19秒台。ルノー勢とトゥルーリはインスタレーションラップのみの走行で最初のセッションを終えている。区間タイムトップは全セクターともにデ・ラ・ロサがマーク。