ミシュランのピエール・デュパスキエによれば、今週末のイギリスGPでもミシュランはまた、その“勝てる力”を見せつけるために全力を尽くすという。

　ミシュランは、イギリスGPでは5回の優勝経験があるが、2001年にF1に復帰して以降はブリヂストンの優勢を覆せずにいる。今回ミシュランが目指すのは復帰以来初となる優勝であり、今季アメリカGP以外で続けている連勝を今回も続けたいと願っている。
「先週末、私たちが優勝したフランスGPのマニ−クールとは違って、シルバーストンはウチのエンジニアたちがよく知っているコースだ。年間を通じて、ここではたくさんテストを行っているからね」とデュパスキエは語る。
「シルバーストンは急激な方向転換がたくさんあり、安定性の高いシャシーを手にすることが非常に重要だ。さらに、アスファルトがかなりザラザラしており、高速コーナーのせいでタイヤにかなり横方向の負担がかかるので、私たちからすると、ここは年間でも特にチャレンジングなコースのひとつだ。これらの要因を念頭において、ミシュランのパートナーチームはそれぞれ、硬い方のレンジに属するタイヤコンパウンド4種類から2種類を選択することができる」
「変わりやすい天候も、シルバーストンではレース結果を左右することがある。しかし雨でも晴れでも、ミシュランは今季F1でずっと維持している、勝てる力を今回も見せつけるつもりだ」

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