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賭けに負けたジャーナリスト、シルバーストンを裸で1周?

2005年7月6日

 イギリスのモータースポーツ・ジャーナリスト、ボブ・マッケンジーは、昨シーズンに早まった賭けをして負けてしまったため、今週末のシルバーストンで全裸で走ることになるかもしれない。
 2004年シーズンを不甲斐ないかたちでスタートしたマクラーレンは、プライベーターのザウバーチームにすら選手権で遅れを取っていた。それを見たマッケンジーは、軽率にも、マクラーレンはこの年1勝もできないだろうと予言し、もし勝つようなことがあればシルバーストンを裸で1周してやると約束してしまったのだ。
 マッケンジーにとって不運なことに、マクラーレンはBスペックのシャシー導入によってパフォーマンスが劇的に向上し、8月のベルギーGPで、キミ・ライコネンがしっかり優勝してみせた。
 チーム代表のロン・デニスは、すぐさまマッケンジーに賭けのことを思い出させた。マッケンジーは約束通り、今週の木曜にシルバーストンで甘んじて屈辱を受けるだけでなく、それ以上のことをしようとしている。
「マクラーレンは昨年、1勝しかしなかった――だが1勝しただけでも十分だ」と観念したマッケンジーは語る。「賭けは賭けだ。木曜日、今年のイギリスGPのレースが始まる前に、私めは(生まれたままの姿で)サーキットに赴いて約束を実行する」
 マッケンジーは、このストリーキングに特別な意味を持たせるために、デニスがサポートしているトミーズの赤ちゃんのためのチャリティに募金することを約束した。
「私はコースにいる1分につき1ポンド、もしくは最低でも100ポンドを寄付する。私の肉体的な苦痛に、金銭面での痛みを加えるためだ」とマッケンジーは語った。
 マクラーレンは、このチャリティ活動に協力するため、レースファンたちに投票のチャンスを用意している。マッケンジーが裸で走るべきか、当日サーキットに居合わせてしまう不運な人たちのために服を着て走るべきか、という投票を求めているのだ。投票は、チームのウェブサイトから行うことができる。希望者は、トミーズへの寄付と引き替えに、投票の権利を与えられるだけでなく、ウォーキングにあるチームの有名なテクノロジーセンターへのVIPツアーにペアで招待されるチャンスも手にすることができる。




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