この週末、ミハエル・シューマッハーはインディアナポリスで行われているアメリカGPに参戦しているが、時を同じくしてフランスでは、今回で73回目という伝統を誇るル・マン24時間が行われている。

　F1でのキャリアの後に、ル・マンに参加することに興味があるか尋ねられたシューマッハーは「その時にまだル・マンがあればね！」と冗談混じりで答えた。ただ彼は、伝統あるル・マンのサルテ・サーキットをあまり安全だとは感じていないと語っている。「僕はあのサーキットにあまり魅力を感じていないんだ。安全の水準が低いというのがその大きな理由だ」
　WRCチャンピオンのセバスチャン・ロウブはペスカローロ・ジャッドで参加、土曜日の午後にはグリッドの2番目からスタートする。
「彼がこういったレースを走るなんてすごく興味深いね」カテゴリーは異なるものの、同じ世界チャンピオンとしてシューマッハーは語った。「レース・オブ・チャンピオンズでいっしょに走ったんだけど、彼と会えて本当に良かったと思っている。だからこのカテゴリーで彼がどのくらいやれるのかはすごく興味があるんだ。彼はこういった車を速くドライブできる能力があると思うよ」
　その一方、シューマッハーはル・マンの思い出をよみがえらせることはできる。1991年に、フリッツ・クラウスポイントナーおよびカール・ベンドリンガーとともに、シューマッハーはザウバー・メルセデスC11をドライブ、5位入賞を果たしている。

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