レッドブル・レーシングのチームリーダー、デイビッド・クルサードが、チームは今週末のアメリカGPで上位フィニッシュできると自信の程を覗かせている。
先週のカナダGPで再びポイントフィニッシュを果たしたクルサードは、インディアナポリスはジル・ビルヌーブ・サーキットほどリタイア率は高くないとみられるため、予選が鍵を握るだろうとも加えた。
「モントリオールで予想外の2ポイントを獲得した。インディアナポリスでのレースが楽しみだ」とクルサード。
「インディアナポリスはモントリオールとかなり異なる。マシンにとってもドライバーにとってもさほどタフではないので、リタイア率もたいして高くはならないと思う。従って、いつも以上に予選が鍵を握ることになるだろう。先の2レースでは12番グリッドからスタートし、ニュルブルクリンクでは4位フィニッシュ、モントリオールでは2ポイントを獲得できたので、インディアナポリスではあらゆる可能性が待っているはずだ」
「レッドブル・レーシングがコンストラクターズ選手権で戦っていくためには、インディアナポリスで再びポイントを獲ることが重要だ。その可能性は現在、十分ある。僕たちは今シーズン、自動車メーカー系のチームと互角に渡りあえることを目標としてきた。それがいま現実になりつつある」
「レースについては、どういう結果になるか分からないが、今年のモナコとドイツのように、チームは上位に入る力は十分にもっている」
チームボスのクリスチャン・ホーナーは、アメリカ戦はエキサイティングなGPになるはずだと述べた。
「インディアナポリスは、伝統のバンク付きサーキット。特に、ストレートへ抜ける右の高速コーナーや、昔からパッシングポイントとなっているタイトなターン1など、オーバーテイクのチャンスがいくつもあるため、いつもエキサイティングなレースが展開される。もっとも、インフィールドセクションはゴーカートで走っているような感じにもなるため、ドライバーにとってはそれほど面白いと感じられないかもしれない。アメリカではF1ファンが増え続けているようだ。レッドブルでは、金曜日のフリープラクティスでスコット・スピードをドライブさせるが、彼のような台頭目覚しい若手アメリカ人ドライバーをもっと起用した方が、F1にとっていいことだろう」