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ヘッドによる「不誠実な男」発言にタイセンが反論

2005年6月13日

 ウイリアムズとそのエンジンサプライヤーであるBMWとの関係はすでにギクシャクしたものとなっているが、パトリック・ヘッドがタイセンに批判的なコメントをし、そのことについてタイセンがイタリア報道陣に尋ねられたことにより、その関係はさらに緊張をもたらすものとなった。
 ヘッドは、BMWとチームとの関係はもう限界に達しており、またタイセンは不誠実な男であると語ったとの報道が流れた。そしてBMWがウイリアムズのライバルチームであるザウバーの買収を検討しているとのウワサが流れ、BMWとウイリアムズとの関係の見直しがなされているとの憶測が流れているときだけに、最悪のタイミングでのニュースとなった。
「ちょうどここに到着した時にそのインタビューのことを聞いた」タイセンはカナダGPの会場でそう語った。
「すぐさまフランク(ウイリアムズ)のところに行って、私がとても驚いている旨を彼に告げた。フランクも私と同様に驚いているとのことだった」
「皆さんは私がどのように反応することを期待しているのだろうか。彼のコメントは、新しい関係を築こうという意図してのものなのか、トラックにいるスタッフにモチベーションを与えるためなのか、BMWに対してパートナーシップの延長を求めてのものなのか、あるいはそうすることを私個人に対して促すためなのか。おそらくは記者の皆さんが間違った質問をしているんじゃないかと思うんだがね」


「F1という環境にあって、今回のようなコメントは何ら役に立つものではない。コメンテーターの言うことならば無視するのは簡単だ。だがパトリックはチーム所有者のひとりであり、スタッフにとってもチームにとっても責任ある立場の人間だ。もし彼がここ(モントリオール)から出て行くのであれば、サム・マイケルがその仕事をこなさなくてはならないが、彼ならうまくやれるだろうね」
「ウイリアムズのエンジニアとBMWのエンジニアは一緒に作業をしており、そして非常にうまくやっている。両者の関係はきわめて良好で、行く末を遮るものは何もないと私は思っている。そして繰り返しになるが、今回のようなコメントは間違いなくレースの週末には何の手助けにもならないのだ」
 タイセンは今回の報道以降、ヘッドとは話をしていないと語っている。またヘッドと電話で話をするつもりがあるかと尋ねられると、「いやそのつもりはない」と質問を一蹴した。
 また、サー・フランク・ウイリアムズも、長い間パートナーとなっているヘッドの意見にはまったく同調しなかった。
「マリオとこれまでいっしょにやってきて、私はこれまで一度たりとも彼が不誠実だと思ったことはない。なぜなら彼はそういう人間ではないからだ」とウイリアムズ。「パトリックの批判は彼個人の意見に過ぎず、マリオとBMWに対して尊敬の念を持っているこのチームの意志を反映しているものではない」
「そのコメントの内容は、何ら理由付けがなされたものではなく、私はその批判内容を完全に取り消したい。またその内容がどんなものであっても、私個人の意志を反映したものではないし、マリオやBMWに対するチームの態度を踏まえたものでもない」




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