1日、伊モンツァ・サーキットで合同テストが行われた。フェラーリなど4チームが参加した中で、BARのアンソニー・デイビッドソンがトップタイムをマークした。
当初、ジェンソン・バトンと佐藤琢磨が英シルバーストンでの走行を予定しており、この日はデイビッドソンとテストドライバーのエンリケ・ベルノルディはテストを行う予定はなかった。BARは2カ所での同時テストを不可とするテスト制限に賛同しているからだ。しかし、シルバーストンの天候が思わしくなく、BARは急遽予定を変更し、好天に恵まれたモンツァでテストを行うことに決めた。
ふたりはこの予想外のテスト機会をフル活用し、合わせて236周を走りきった。デイビッドソンは参加ドライバー5人の中でトップタイムをマークし、2番手となったフェラーリのマルク・ジェネを1秒近く上回っている。ベストタイムは1分21秒490で、これが今週のテストにおける基準タイムになるだろう。
ジェネは、最新型のブリヂストンタイヤの開発と、カナダ、アメリカ、イギリスの3戦に向けて改良された空力のテスト作業に取り組んだ。また、ベルノルディの124周をわずかに上まわり、この日の最多となる126周を走破した。
トヨタもBARと同様にシルバーストンでのテストを取り止めにし、ヤルノ・トゥルーリがテストに参加した。トゥルーリはTF105で89周を走行、カナダGP以降に向けたテスト作業に終始した。
ザウバーのジャック・ビルヌーブはカナダ、アメリカに向けた空力に取り組みながら、95周を走りきった。
Monza(6/1)
Leading performances
1
Anthony Davidson
BAR-Honda
1'21.490
112Laps
2
Marc Gene
Ferrari-Ferrari
1'22.375
126Laps*
3
Jarno Trulli
Toyota-Toyota
1'22.542
89Laps
4
Enrique Bernoldi
BAR-Honda
1'22.614
124Laps
5
Jacques Villeneuve
Sauber-Petronas
1'22.796
95Laps
*:Bridgestone tyres