F1第4戦サンマリノGPはフリー走行2回目を行い、1回目に続いてマクラーレンのサードドライバー、ペドロ・デ・ラ・ロサが2位に0.5秒の差をつけトップタイムをマークした。2位にはジェンソン・バトンがつけ、3位マクラレーンのキミ・ライコネン。ミハエル・シューマッハーは6位、佐藤琢磨は10位で初日のセッションは終了した。
サンマリノGPの舞台となるアウトドローモ・エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ・サーキットの天候は晴れ。気温16度、路面温度37度、湿度34%というコンディションのなか1時間のフリー走行は14時にスタートが切られた。14時11分、ジャンカルロ・フィジケラが最終コーナーでコースオフを演じるも再走を果たした。このセッションで速さをみせたのが、BARのバトンで序盤に1分21秒052でトップに立った。その後、同僚の佐藤琢磨もバトンの1.2秒落ちで3位のタイムをマークしてみせた。
中盤にさしかかると、午前中は走行を控えていたルノー勢の一角、ジャンカルロ・フィジケラがコースに向かった。14時20分、フィジケラは1.1秒遅れの3位のタイムをマーク。14時35分、ロバート・ドーンボスがターン10のアクアミネラリでスピンからコースオフ、バリアにフロント・ウイングをヒットさせてしまった。14時40分、ようやくフェルナンド・アロンソがコースイン。アロンソは5周してバトンから1.6秒遅れの8位のタイム。エンジン温存のためできるだけラップ数を抑えようという戦略だろう。残り10分、ラルフ・シューマッハーがターン12でスピンを演じコースオフする場面も見られた。
ここまでバトンが序盤に叩き出したタイムを破るドライバーはおらず、このままフリー走行は終了かと思われた。しかし、残り5分となったところでデ・ラ・ロサがバトンのタイムを0.5秒も上回るタイムでトップに立ちフリー走行はチェッカー。レギュラー・ドライバーのトップはバトン。以下ライコネン、アロンソ、シューマッハー、ルーベンス・バリチェロ、アレクサンダー・ブルツ、フィジケラ、佐藤琢磨、フェリペ・マッサ、ジャック・ビルヌーブと続き、ここまでがトップ10。区間タイムトップはセクター1、2がデ・ラ・ロサ、3はバトンだった。