F1第4戦となるサンマリノGP初日のフリー走行1回目がアウトドモーロ・エンツォ・エ・ディノ・フェラーリで行なわれ、マクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサがトップ、2位にトヨタのリカルド・ゾンタとサードドライバーがトップ2を占めた。3位にBARホンダのジェンソン・バトンが続いた。佐藤琢磨は6番手で最初のセッションを終えている。
天候は晴れ、気温14度、路面温度26度、湿度40%というコンンディションでサンマリノGPは開幕した。マクラーレンは、バーレーンGPでファン-パブロ・モントーヤの代役として5位入賞を果たしたペドロ・デ・ラ・ロサが再びサードドライバーに。セカンド・ドライバーはアレクサンダー・ブルツがつとめる。トップチームではそのデ・ラ・ロサは先頭を切ってコースイン。しかしデ・ラ・ロサに違反行為があったとして一旦は審議が始まるも、1分24秒066とトップタイムをマークする。
地元での勝利を狙うフェラーリのミハエル・シューマッハーは、最初に1分24秒662のタイムをマークし徐々にタイムを上げ、1分22秒858にまでタイムを伸ばす。11時35分、タイムドラップに入ったルーベンス・バリチェロがターン3でコースオフするもコースに復帰。直後にキミ・ライコネンがシューマッハーよりも0.1秒遅いタイムで2位につけた。残り10分、デイビッド・クルサードが最終シケインをカットするもコースに復帰を果たした。残り6分、バリチェロがトラブルが発生したのか、最終コーナーのかなり手前からスローダウンしピットイン。結局、デ・ラ・ロサが中盤に1分21秒060をマークしシューマッハーのタイムを逆転しトップタイム、精力的にラップをこなしたゾンタが2位につけた。3位バトン、4位シューマッハー、5位クリスチャン・クリエン、6位佐藤琢磨、7位キミ・ライコネン、8位ニック・ハイドフェルド、9位ブルツ、10位マーク・ウェーバーがトップ10。レギュラー・ドライバーではバトン、シューマッハー、佐藤琢磨、ライコネン、ハイドフェルド、ブルツというトップ6だった