ヨーロッパシリーズの初戦、サンマリノGPを目前に控え、ジョーダンのティアゴ・モンテイロは、7月から投入予定の新車と初対面した。
　バーレーン戦で今季初のトップ10フィニッシュをチームに献上したモンテイロは、現在ナレイン・カーティケイヤンと共にドライブしているEJ15に代わり、7月から実戦投入が予定されている新車EJ15Bと初対面した。
「チームのテクノロジーとダイナミクスにとても感動した。後半戦からさらに戦力を増したマシンを投入すべく、チームはいま必死で頑張っている」とモンテイロ。「たしかに、今年の前半戦はとてもハードな戦いを強いられると思う。しかし、状況は徐々に改善していくだろう。チームのみんなもかなり高いモチベーションを維持してさらに上を目指しているし、今後もそうしてくれるだろう」
　モンテイロは、新しいマシンが投入されるまではチャレンジングなレースを強いられることになるが、覚悟はできていると語った。
「マシンの改良を続けていくには、完走することがとても重要なことだ。現行のEJ15では抜本的な改良ができないので、奇跡のようなことは期待できない。イモラではハードな戦いが強いられると思うが、覚悟はできている」
「これから今シーズンの新たな局面に入っていく。蒸し暑いコンディションの中で大きな近代的サーキットで行うレースが終わり、温和な天候の中、昔ながらのヨーロッパのサーキットでのレースが始まる。僕がこれから走る予定のヨーロッパのコースは知っているが、最後にドライブしてから3年が経っているし、そのときはいまとは全く異なるマシンだった。従って、コースを知っているから僕はアドバンテージを持っているとは言えない。F1マシンは全く異なるからね。トラック上で注意する点も全然異なる」

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