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[Honda]イモラへ向け自信を深める

2005年4月19日

 Lucky Strike B・A・R Hondaは今週末、ヨーロッパラウンドの緒戦となるサンマリノGPを戦うべく、イタリア・イモラへと向かう。それに先立つバルセロナとポールリカールのテストでは、5日間で合計6、000km近い距離を走破。新たな空力パッケージを導入したことなどによる進化を確認したほか、懸案となっていた信頼性の問題も解消でき、自信を深める結果となった。
 バルセロナのテストでは、まずジェンソン・バトンが、1年前に従来のレギュレーション下で佐藤琢磨が記録していた同サーキットでの非公式タイムレコードを破る速さを披露した。その佐藤も翌週、ポールリカールサーキットでのコースレコードを叩き出し、バーレーンGP以降の開発が正しい方向に進んでいることが確認された。
 サンマリノGPから、B・A・R Hondaには新たに2人のキーパーソンが加わる。田中詔一前社長の後を継いでHRDの指揮を執る和田康裕新社長、そして新設されたスポーティング・ディレクターのポストに就く、ジル・ド・フェランである。ド・フェランは今更いうまでもなく、現役時代は超一流のレーシングドライバーで、インディ500の勝者、そしてアメリカCART選手権を2度制した経歴の持ち主である。
 古都ボローニャから30kmほど東南にあるイモラサーキットがオープンしたのは1952年。以来、チャレンジングなコーナーもある、高速かつコース幅の狭いサーキットとして名を知られ、サンマリノGPとイタリアGPの双方が行なわれてきた。1994年の大事故をきっかけに、コースは大幅な改修工事が行なわれたが、依然としてドライバー達にはお気に入りのサーキットの一つである。そして何と言っても、イタリアの熱狂的なファン「ティフォジ」達の熱い応援が、独特の雰囲気を添える。さらにここは、ブラジルのインテルラゴス、そして今季初開催のトルコと並んで、GPサーキットとしては珍しい反時計回りのコースでもある。


■ジェンソン・バトン
「イモラでのレースは、とても楽しみだよ。去年の初ポール、そして2位表彰台は、もちろん忘れられるものじゃないさ。コースの難易度は高い。縁石をかなり使わないといけないけど、でもドライバーの腕が試されるサーキットだし、ここで走るのはいつも楽しい。フェラーリのホームサーキットということと、大勢のティフォジ達で、雰囲気も最高だしね」

■佐藤琢磨
「バーレーン、そしてこの2週間のテストでかなり良いパフォーマンスを見せられただけに、ヨーロッパラウンド緒戦を戦うのが、待ち遠しいですね。イモラは歴史のあるサーキットで、コース幅は狭くてバンピー、なおかつ高速レイアウトという、難しいコースです。今回は新しい空力パッケージや、バージョンアップされたエンジンも投入されますし、チームがここまで払ってきた莫大な努力が、ぜひイモラで報いられるよう、全力を尽くすつもりです。これまでの3戦とは全く違うコンディションとコースレイアウトで行なわれるわけで、その意味でも週末のレースが楽しみです」

■ジェフ・ウィリス B・A・R Hondaテクニカルディレクター
「バルセロナとポールリカールで、新しい空力パッケージのテストは予想通りの成功を収めることができた。それだけに今週末のレースは、非常に期待している。ここでは去年も、素晴らしい結果を出している。縁石をいかに上手く使うかが勝負の鍵を握るこのコースで、去年のパフォーマンスが再現されることを、確信している。それから気温、路面温度が過去3戦よりははるかに低いだけに、タイヤを上手くウォームアップさせ、特に1回目予選で良いポジションを得ることが、非常に抜き難いこのコースでは特に重視されるだろう。イモラはまた、ブレーキに厳しいコースでもある。しかしバーレーンではブレーキディスクの異常摩耗に苦しめられたが、その再発はないはずだ」

■中本修平 Honda Racing Development エンジニアリング・ディレクター
「バーレーン以降の2回のテストは、いずれも満足の行くものでした。これまでよりはるかに良い結果をイモラで出せることを、確信しています」




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