トヨタのサードドライバー、オリビエ・パニスは、次の2レース、イモラとバルセロナはトヨタにとって試練となるだろうと語っている。
　先週行われたポール・リカールでの2日間でのテストを終えてパニスは、チームは進歩してきているものの、マレーシアとバーレーンで果たしたヤルノ・トゥルーリの2回の表彰台フィニッシュを再現することは難しいかもしれないと語っている。
「今の時点で僕たちが得ている結果は、予想以上に素晴らしいものだった。特に暑い場所でのレースという意味でよくやれたと思う。これからもこの調子で続けていければいいんだけどね」とパニス。
「データでは、ヨーロッパラウンドの最初の2レースは僕らにとっては難しくなるだろうとみられているけど、これまでより気温が低いコンディションで行われるイモラに向けての準備作業を行ってきた。それですべてがうまくいけば、と願っている」
「これまでの結果はファンタスティックの一言だ。だが僕らにとって重要なことは、集中力を持続し、さらにプッシュし続けることだ」
　パニスの不安は、同僚のテストドライバー、リカルド・ゾンタによっても繰り返されている。だが彼はやれることはすべてやったと信じている。
「確かにイモラは僕らがこれまで苦手としてきたサーキットだ。でも弱点克服に向けて改良を施してきたと思っているよ」
「オリビエと僕はダンパーの改良作業を行ってきたので、イモラに向けて役に立つと思う。でもイモラの特殊な縁石を完全にシミュレーションすることは不可能だね」
「マシンは以前よりずっとよくなっていると自信を持って言えるけど、まだまだやらなければならないことはある。僕らのポジションがどのくらいのところなのか、レースウイークの金曜日と土曜日の結果で分かるだろうね」

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