ミナルディのクリスチャン・アルバースが、15日(金)に新車PS05を初ドライブした。彼は喜びを表明したが、ファクトリーからムジェロに直送されたマシンはまだとてもコンペティティブとは言えない、とも述べた。
アルバースは15日に、PS05のシェイクダウン走行を委ねられた。F1シーズンがイモラで再開するまで1週間しかなく、ミナルディは短時間でこの新車を理解していかねばならないため、サンマリノGPは“かなりのチャレンジ”になるだろう、とアルバースは予想している。パトリック・フリーザッハーのための2台目のシャシーも完成予定だが、フリーザッハーとアルバースは劇的に変わったPS05のニュアンスをフリー走行と予選の間に学んで行かなくてはならない。
アルバースは、サンマリノGPでこのマシンが戦闘力を発揮できるかどうかについては慎重な態度を取りつつも、マシンがすぐに見せたパフォーマンスに嬉しい驚きを感じたと述べた。また、最新のコスワースエンジンを特に賞賛した。このエンジンによって、ミナルディはパワーの点でレッドブルと同等になるのだ。
PS05で39周を走行したアルバースはこう述べた。
「いい日だった。実のところ、新車を初走行させるのは素晴らしい気持ちだった。1台目のシャシーを今日のテストに間に合わせるために頑張ってくれたチーム全体に、賛辞を送りたいよ」
「それから、たいしたトラブルもなく有益な距離を走り切れたし、コスワースCR6エンジンのパフォーマンスにはとても満足した。このエンジンはパワフルで、なおかつレスポンスもよかった」
「PS05はまったくの新車で、ギヤボックスもエンジンも空力も新しいんだ。今日はすべてのコンポーネントをテストして、データを集めた。これから真剣にシャシーのセットアップに取り組みはじめなくちゃならない。明らかにこのマシンについて学ぶべきことがたくさんあるよ。ということは、イモラは僕らにとってかなりのチャレンジになりそうだ。でも、チームには意欲も情熱もたっぷりあるし、僕らは前進できると確信しているよ」