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[Honda]ポイント獲得ならず

2005年3月6日

 午前中に行われた2回目予選の結果、2回の予選の合計タイムはバトン8番手、佐藤は19番手を獲得した。しかし、佐藤とM・シューマッハ(フェラーリ)の2台がエンジンを交換したため、レースはM・シューマッハが19番グリッド、佐藤は20番グリッドからのスタートとなった。フォーメーションラップを終えて、グリッドでスタートを待つ20台。ところが10番手のK・ライコネン(マクラーレン)がスタートできない。今年からの新規定で、各車は2度目のフォーメーションラップに出て行き、ライコネンはピットからのスタートとなった。
 レース1周目。8番手からスタートのバトンは、スタート直後の混乱の中、11番手へ順位を落とす。一方最下位スタートの佐藤は、すぐ前にいたM・シューマッハ(フェラーリ)などを抜き去り、14番手に浮上。バトンはR・シューマッハ(トヨタ)をブロックしつつ、ポジションをキープ。佐藤はM・シューマッハのアタックを受けながらも、すぐ前のF・マッサ(ザウバー)を追う展開となった。
 2周目以降、トップから20番手まで全く順位が変動しない。その均衡は、16周目にF・アロンソ(ルノー)がJ・ビルヌーブ(ザウバー)を抜くまで崩れなかった。そして18周目前後から、各車が最初のピットインへと向かう。佐藤は20周目、バトンは21周目に相次いでピットイン。今年からタイヤ交換がなくなり、それぞれ燃料補給のみ行い15、14番手でコースに復帰する。
 レースの折り返し点を過ぎた30周目。その間にリタイアしたのは、僅かミナルディの1台のみ。B・A・R Hondaの2人は13、14番手を走行。佐藤のペースがコンマ5秒前後速く、5秒以上あったバトンとの差はみるみる縮まって行く。40周目に佐藤が2度目のピットイン。次の周にはバトンも続き、コース復帰後はバトン11番手、佐藤12番手というポジション。しかしレース終盤、佐藤のマシンにトランスミッショントラブルが発生。ペースが落ち、14番手にポジションを落としてしまう。そしてレース終了まで残り1周の時点で、B・A・R Hondaの2台は次のレースを見据えた戦略によりピットイン。チェッカーフラッグを受けず、バトン11位、佐藤14位完走扱いでレースを終えた。優勝はポールポジションからスタートした、G・フィジケラ(ルノー)だった。


ジェンソン・バトン
「今日はスタートを失敗してしまったし、ビルヌーブの後ろについていた時は、1周で3秒もロスしてしまった。2回目のピットストップの後に彼を抜いてからというもの、マシンの調子は良かったよ。マシンの信頼性は高いけれど、シーズン開幕で我々が狙っていたパフォーマンスには達していないんだ。皆が期待しているポジションに戻るためには、明らかにやらなきゃいけないことが沢山あるけど、頑張るよ」

佐藤琢磨
「グリッド最後尾からのスタートになってしまいましたし、チーム全員にとって、とても難しい週末でした。チームは昨日クラッシュしたマシンを朝から修復してくれ、素晴らしい仕事をしてくれました。ベストを尽くして攻めの走りをし、ポジションを幾つかリカバーしましたが、全体的にスピードが足りません。次のレースでポイントを狙うには、まだまだ仕事がありますね」

ジェフ・ウィリス B・A・R Hondaテクニカルディレクター
「ポジティブなことを言えば、2台の車とも信頼性を証明できたほか、レース終盤にジェンソンは非常に速いラップタイムを刻むことができた。レースのスタートでは、ドライバー2人ともタイヤが暖まっていない状態での走行のため、他の車と非常に接近している中、オーバーテイクの機会を見つけることができなかった。最後のスティントでは、前をふさがれなければ期待通りの速さを発揮してくれた。我々はポイント圏外のポジションだったこともあり、最後のラップは ペナルティ無しで次のマレーシアGPに向けてエンジンを交換できるよう、2台ともピットインさせ、レースを終えることにした。次戦はとても気温が高いレースになるので、我々には有利になるだろう。今回のレースでのパフォーマンスについては非常にがっかりしているが、課題を見定め、解決に向けて励む所存だ」




レース

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