２日、アサヒ飲料が、ラッキーストライクＢＡＲホンダ・チーム及び佐藤琢磨とパートナーシップを結び、水分補給促進のための新しいスポーツドリンクを共同開発すると発表した。
　日本国内では、飲料メーカーがＦ１チームとパートナーシップを結び商品開発をするというのは、アサヒ飲料が初めて。同メーカーは、新商品の来春発売を目指すという。
　アサヒ飲料は、琢磨自身がＢＡＲチームで得たＦ１ドライバーとしての経験と、ドリンク開発における同メーカーの専門的な知識を活用し、まずはペットボトルや缶といった通常のタイプの商品を発売する予定。また、本格的なスポーツアスリートの使用にも適したパウダータイプの開発も行うようだ。
　アサヒ飲料によれば、琢磨やＢＡＲホンダの“チャレンジング・スピリット”が同メーカーの経営理念と合致していることも、今回の契約締結に至った大きな理由であるという。また両者は、これを機に、長期に渡るパートナーシップを検討及び発展させていく考えだ。
　今回の契約内容には新商品の共同開発だけでなく、チームへの独占供給も含まれている。またチームは、アサヒ飲料の販売促進活動をサポートし、マシンやドライバーのウェアにロゴを付けることになる。
　琢磨は以下のようにコメントした。
「アサヒ飲料とスポーツドリンクを共同開発できることになって、すごくうれしい。僕自身やトップレベルで活躍するアスリートを手助けするだけでなく、一般の人にも親しんでもらえるスポーツドリンクを共同開発する、素晴らしいチャンスだと思う。アサヒ飲料も、スポーツドリンクに関して、水分補給を中心とした様々な研究データを蓄積しているようだから、僕も協力するのを楽しみにしている」

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