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ホンダ、バトン引き止めを狙い高額投資

2004年11月30日

 ホンダが、バトンを2006年以降もBARに残留させるために、1億5000万ポンドという大金を投資することを決めた。
 英ピープル紙によると、今月上旬にBARチームの45%の株を取得したホンダは、フェラーリに代わってチャンピオンの座につくべく、2,500万ポンドをかけて新たな風洞を作る計画でいる。
 風洞はブラックベリーにあるBAR本部近くに建設される予定で、申請された計画書は数週間で認可される模様。エンジン開発にすでに1億ポンドを投資しているホンダだが、ここでさらに増額投資を行う。
 一方、ピープル紙によれば、チームボスのデイビッド・リチャーズの解雇は、ウイリアムズへの移籍を決心して以来、彼と仲違いの状況にあったジェンソン・バトンを、2005年終了後もスムーズに残留させるための決定だったという。
 チームの内部関係者は次のように語ったようだ。「リチャーズの解雇と新風洞の建設で、ジェンソンは気持ちも新たにワールドチャンピオンに向けてスタートが切れるだろう」
「BARにおけるバトンとリチャーズの関係だが、2人は滅多に話さなかった。ジェンソンがウイリアムズへの移籍を決心したとき、彼らの間の亀裂はさらに大きくなった」
「ホンダはバトンとともにチャンピオンになりたいと思っている。だからこそ、彼らはトップの交代が必要だと考えたのだ」




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