BRDCとストッダート、イギリスGP復活を確信
2004年11月12日
イギリスGPは、数週間前の交渉決裂により、F1カレンダーから脱落したと見られていた。しかし、9日(火)にロンドンで行われた各チームの話し合いの結果、2005年にシルバーストンで開催される望みが再浮上してきた。
ヒースローで行われたこの会合に、フェラーリは「都合がつかない」との理由で欠席したが、出席の9チームは、テストの削減に合意した。これにより、全17戦となる見込みだった来季のスケジュールに、さらに2戦を追加することが財政的に可能となった。フェラーリもFIAも、まだこれに同意したわけではないが、シルバーストンとマニ−クールの追加に反対することはなさそうだと考えられている。
また、これにはF1界の帝王バーニー・エクレストンの承認も必要となる。しかし、各チームと、ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)のCEO、アレックス・フートンによれば、開催数の増加のために各チームに支払われる“補償金”については、すでに合意ができているという。現行のコンコルド協定では、年間17戦が上限となっており、これにレースが追加されるごとに、参加する各チームに特別な資金を支払うことが必要となる。
フートンは、BBCラジオ4で、次のように語った。「私たちはまだシャンパンを開けてお祝いをする段階には至っていないが、各チームとエクレストン氏は、非常に建設的な提案をまとめてくれたようだ。来年、19戦が行われることになりそうで、そうなると、各チームに義務づけられているより2戦も多くなる。それに配慮して、エクレストン氏は各チームに、余分な2戦に参戦するための資金を支払うことを約束している」
ミナルディのポール・ストッダート代表は、2週間前にインテルラゴスで行われた各チームの会合で、コスト削減策を積極的に推し進めていたが、今回、出席した9チームとエクレストンの話し合いが確かに建設的なものだったことを認めた。
ストッダートはロイター通信に対して、こう語った。「話はまとまった――フランスGPとイギリスGPが今後も開催されるのを阻むものはもう何もない。双方のレースに関して、バーニーとの間で商業的な合意がなされた。10チーム中9チームの合意によってね。全10チームが、同額の支払いを受けることになる。どのチームも、(レース数増加によって)金を失うことになるが、私たちはこのスポーツの利益のために決断したんだ」
ストッダートもフートンも、この決定にはフェラーリとFIAの賛成が必要であることを認めているが、反対される可能性は低いと考えている。
「フェラーリは、同額の金を受け取って参戦すればいいだけだし、マックス(モズレー会長)は、追加されるレースを承認しさえすればいいんだから」と、ストッダートは説明した。
フートンは、フェラーリとFIAがこの2戦の追加に反対しないだろうという点については同意見だが、エクレストンのフォーミュラワン・マネジメントから、レース開催のための契約更新はまだ受けていないことを認めた。
「私たちはもちろん、エクレストン氏から書面で提案を受けるのを待っているところだ。唯一、気がかりなのは、フェラーリが火曜の会合に出席していなかったことだ。この話を進めるには、彼らの承諾が必要となる。だが、私たちが見るかぎり、チーム側もフェラーリが同意することにかなりの確信があるようだ」と、フートンは語った。
関連ニュース
![](https://ad8.f1sokuho.net/iconv/fsoku/is/img/banner/f1sokuho_teiki_1912.jpg)
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
![](img/common/cont_right/link_button.png)